デンマーク王朝最大のスキャンダル「ロイヤルアフェア愛と欲望の王宮」でマッツ沼に溺れろ
007カジノロワイヤルで影のあるヴィランを演じ一躍スターに駆け上がった北欧の宝マッツミケルセン、私が彼の沼にドボンしたきっかけとなった映画をご紹介しよう。
王家の話が好きで漁ってる時にふとTSUTAYA青葉台店で見つけた「ロイヤルアフェア」北欧王家最大のスキャンダルと言われた王妃と宮廷医師の不倫劇である。
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【あらすじ】
1775年、マリーアントワネットがヴェルサイユで軽やかにダンスをしている時代、時同じくして別の場所では、ドイツに追放されているデンマーク王妃カロリーネが若干20歳でありながら死を前に息子フレデリクと娘ルイーセに宛てた遺書をしたためる形で、国王クリスチャン7世に嫁いだ1766年から、愛人となったヨハン・ストルーエンセと共に目指した啓蒙思想に基づく政治改革、周囲と国民の反発によってストルーエンセが逮捕・処刑された1772年までの回想である。
何がすごいってね、マッツ様の色気ですよ。一挙手一動が色気の塊。
マッツ沼にハマった奴らみんな友達、友達から勧めるんだけど、絶対見て然るべき映画ですはい!
さて、ストーリーの方ですが、当時の王族の結婚は100%政略結婚で、見合い写真の代わりにユーライクもびっくりの加工増し増し肖像画で結婚を判断する。
初めましては式当日で王妃に拒否権は無い。たとえ相手が狂人だろうがDVだろうが婚姻は果たされる。
特に当時の王室は血を混ぜることを忌み嫌い、クリスチャン7世は父王の兄弟であるイギリス王太子の娘、つまり従姉妹と結婚する。
近親婚の代償か、所謂統合失調症や幻覚幻聴などの症状が酷かったクリスチャン7世は酒池肉林ばりに側室を作り娼館に通い詰め王妃を愛さないと宣言したり、唐突な絶叫、異常な残虐性などが目立った。
マッツ演じるヨハンは当時知られていなかったメンタルの病を和らげると噂されていた名医で、クリスチャン7世のお気に入りだった。
遠いイギリスからくっそ寒い北国にひとりぼっちで放り込まれ、王の愛も受けられぬ若き王妃が心の拠り所を探すのも無理もない話かもしれない。
当時のデンマークはヴァイキングが支配していた荒野を整備したての国であり、カロリーネが育ったイギリスに比べれば粗野で野蛮な国であった。
ヨハンと出会ったクリスチャンの豹変ぶりは周りをも圧巻した。
あんな暴れ馬のような王が自分の気を沈める努力をしている、こんなに穏やかな姿を見たのは
初めてだ!と
しかし田舎医師のヨハンに対しての視線は冷たく何か策略があって王に近づいたのでは?と警戒されていた。
そんなヨハンとカロリーネは啓蒙主義という点で共通していた。ヨハンの物腰の柔らかさやカウンセラー並に人の気持ちを和らげる能力に長けた性格故か、恋仲になるのに時間は掛からなかった。
やがて2人は狂人の王を蚊帳の外にデンマークを啓蒙主義に変えようと尽力する。
カロリーネが懐妊した。
王との床入りは息子フレデリクが生まれてから一切を拒んでいたため誰の子供かは宮廷中の噂になった。
お産の際も王を部屋に入れずヨハンが取り上げた。
ヨハンの子供では?あくまで噂ではあったが、後世に伝わるルイーセの肖像画を見るとあーね、となる。
そんな2人の恋は悲しい結末を迎える。
当時の北欧の処刑法は王族以外は大変残酷なもので、ヨハンの最期は医師の命と言われる右手を切り落としてからの斬首。死体は馬によって八つ裂きにされた。
妃カロリーネの対処に困った。重罪とはいえイギリスからの輿入れである。処刑したら何を言われるかわかったものでは無い。ではどんな最期になるのだろうか…?
さて、以上が現実で起きたデンマーク王朝最大のスキャンダルだが、ヨハンを演じるマッツを見て欲しい!なんでもいいからマッツを感じて欲しい。
そして一人きりで遠い異国に輿入れした時にマッツがいたらどうなるか想像しながら見て欲しい。
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投稿を表示私がマッツ・ミケルセン沼にハマったのは
映画ライダーズ・オブ・ジャスティスという作品でした。この作品も観てみたいです。