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私の好きな映画

cine-ma
2023/05/14 01:09

★2023年に観た映画(4) 「モリコーネ 映画が恋した音楽家」

 

№4
日付:2023/2/5
タイトル:モリコーネ 映画が恋した音楽家 | Ennio
監督・脚本:Giuseppe Tornatore
劇場名:シネプレックス平塚 screen3
パンフレット:あり(¥880)
評価:8
観に行って良かった?:観に行って本当に良かった

映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネの人生の歩みを、本人の口述と関係者へのインタビューを中心に振り返った157分。
次々と明らかにされる楽曲秘話は、知っている作品でも知らない作品でも興味の尽きない話ばかり。彼が最初に脚光を浴びた編曲の仕事からして、「彼は編曲を“発明”した」という関係者の言葉通り、その独創的なアレンジによって次々とヒット曲が生まれるプロセスに、彼の才能の片鱗が早くも窺われる。

(c)Courtesy of Musica e Oltre (c)Courtesy of Piano B produzioni

出発はトランペット奏者 

(c)Courtesy of Musica e Oltre (c)Courtesy of Piano B produzioni

勿論マカロニ・ウェスタンの巨匠とのエピソードも

(c)Courtesy of Musica e Oltre (c)Courtesy of Piano B produzioni

こんな方からもリスペクトされていた
 

彼自身の音楽的ルーツ、作曲における手法、映画音楽への思いの変遷、そして数々の名曲秘話。ある意味監督以上に作品の本質を見抜いていたのではないかと思わせる彼の監督たちへのアドバイスと、そのシーンに見事に適合する楽曲、その結果誕生した名シーンが次々紹介されていきます。生涯で1本だけ、彼が担当出来なかった事を後悔している作品の話なども。ジュゼッペ・トルナトーレ監督は自身の作品は控え目にモリコーネの作曲家人生を網羅していて、本当に見応えのあるドキュメンタリーに仕上げてくれました。まさに映画版「私の履歴書」と言える本作と、この偉大な作曲家の軌跡に何度も拍手を送りたくなった。

改めて彼のディスコグラフィを見ながら、かつて映画館で観た作品を探してみました。
「ミスター・ノーボディ」
「恐怖に襲われた街」
「遊星からの物体X」
「アンタッチャブル」
題名のない子守唄
作品のジャンルを問わない点も少々驚きです。これらの作品を観直していく際の楽しみがひとつ増えました。

パンフレット(¥880)

<CONTENTS>
・イントロダクション
・ストーリー
・エンニオ・モリコーネ ヒストリー
・プロダクション・ノート
・レビュー 前島秀国(サウンド&ヴィジュアルライター/本編字幕監修)
・登場するキャラクター・リスト
・コラム 富貴晴美(作曲家・ピアニスト)
・コラム 江守功也(映画音楽ライター)
・シネマリスト「モリコーネ 映画が恋した音楽家」に登場する映画
・ミュージック・リスト「モリコーネ 映画が恋した音楽家」に登場する音楽

 

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