ワーナーブラザース作品「15時17分、パリ行き」
◆「15時17分、パリ行き(The 15:17 To Paris)」(2018)
クリント・イーストウッド監督が、2015年にフランスの高速鉄道タリスで発生したイスラム過激派の銃乱射テロ事件で、犯人を勇敢に取り押さえて大惨事を阻止したアメリカ人青年3人(アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン)の英雄的行為を映画化した実録ドラマ。幼なじみの若者3人が、旅行中に遭遇した無差別テロにいかにして果敢に立ち向かうことが出来たのか、その知られざる真実の物語を、彼らの子ども時代からの半生と、緊迫の事件のリアルかつ詳細な再現を通して明らかにしていく。
また3人の主人公のほか、事件が起きた列車に偶然乗り合わせていた乗客たちの多くが本人役として本作に起用され、劇中で自らを演じるという前代未聞のキャスティングも話題に。
◆このタリス銃乱射事件の状況
乗客のアメリカ軍人2名と、アメリカ人大学生、フランス在住イギリス人ビジネスマンの男性がテロリストを取り押さえ、制圧に成功した。アメリカ空軍軍曹は犯人にカッターナイフで切り付けられ、首と手を負傷した。犯人を取り押さえたアメリカ人3名は友人であり幼馴染でもあった。オレゴン州軍特技兵が、アフガニスタン駐留から帰国したのを祝っての旅行のため3名はタリスに乗車していた。
また、搭乗していたフランス人俳優(私が一番好きな俳優)ジャン=ユーグ・アングラードは警報器を鳴らそうとしてガラスをたたき割り軽傷を負ったということを、今知ったところ。
犯人を制圧したアメリカ人たちの行動に対して、フランスのベルナール・カズヌーヴ内務大臣は「非常事態において偉大な勇気を示した」と讃えた。また大統領バラク・オバマは「英雄的な行動で悲劇を防いだ」と称賛した。フランス政府(オランド大統領)からはレジオン・ドヌール勲章が授与された。
◆映画の印象
ジャック・ベッケルの「穴」では脱獄事件を描いており、この事件の実行犯の一人で実際の脱獄者が出演しているという話はあるが、実際の事件にかかわった人の出演による映画というのは、なかなか難しかったかもしれないが、リアルな実演を観ることができた。
プロとしてかかわっている軍人でなかったら、犠牲者を最小限に控えることは難しかったかもしれないが、3名の連携プレーが素晴らしかった。
事件前に、イタリアやドイツ、オランダ等で休暇をとり楽しんでいた様子も、ドキュメンタリー的に撮影されている。おじさんに進められオランダに行った様だが・・・。
最近、出演している「マジソン郡の橋」を観たばかりだが、クリント・イーストウッド監督は、90才近いお年であるが、柔らか頭の人かと思う。
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投稿を表示投稿拝見し、「15時17分パリ行き」みてみました!
驚きの本人キャスティングで✨
そして3人ともカッコよく本当の役者のようでさらにビックリでした
イーストウッド監督の柔らか頭というのも頷けます☺️