こんにちは。DISCAS編集部のSHNです。

１３０年の映画史の中で、公開から半世紀経ってもなお語り継がれる名作「ゴッドファーザー」。

公開５０周年を記念してパラマウントで制作された海外ドラマ「ジ・オファー／ゴッドファーザーに賭けた男」。歴史的名作がどうやって誕生したのか。然るべきして名作が誕生したのか？はたまた奇跡か？　「ゴッドファーザー好き」はもちろん、ハリウッドの内幕モノに興味がある方も必見のドラマです。これまで海外ドラマを７００作品以上観てきましたが、ここ数年でBESTの作品です。

歴史的傑作は奇跡か？必然か？

ゴッドファーザーの立役者といえば、フランシス・フォード・コッポラ監督、マーロン・ブランド、アル・パチーノですよね。でも、本作のプロデューサー“アルバート・Ｓ・ラディ” なくてして、世紀の傑作は生まれなかった！ひょんなことから、この作品の映画化を任された、新人プロデューサーの彼は、相次ぐトラブル、嫌がらせ、上司からのムチャブリ、ダダを捏ねる俳優、監督、スタッフもなんのその、文字通り死にもの狂いで、持ち前の度胸と情熱で傑作映画へと導きます。また、彼を支える同僚、妥協を許さない制作スタッフなど、一つのものをみんなで作り上げる一体感など、感動ドラマとしても超一級品です。

ゴッドファーザーマニアもびっくりのエピソード満載！

・実は、コッポラはイヤイヤ監督を引き受けた？

・実は、あの有名歌手が妨害してた？

・実は、ゴッドファーザーの小説は当時の現地マフィアには不評だったが・・・

・実は、あの絶叫シーンの“あれ”はホンモノだったの？？？

・実は、本編の中で一度も出てこない“あの”言葉

・実は、 “マル秘”試写会が開催されており、そこに招待されたのは・・・

最後にもうひとつ。マーロン・ブランドに出演交渉するシーン必見です！

 実在のスターたちの再現度

実名の俳優ではアル・パチーノ、マーロン・ブランド、ロバート・レッドフォード、フランク・シナトラ、バート・レイノルズ、アリ・マッグローなどが登場するが、誰がどの俳優を演じているのか、その再現度も気になるところ。特にアル・パチーノ役は本人CGかと目を疑う思うほど！ちなみに吹替では、アル・パチーノの名吹替で知られた故・野沢那智さんのご子息の、野沢聡さんが若き日のアル・パチーノを演じる！吹替ファンにはたまらないキャスティングも魅力。

「くたばれ！ハリウッド」“ロバート・エヴァンズ”

 脇を固めるキャストとして、マシュー・グード 演じる“ロバート・エヴァンズ”は往年の映画ファンならご存知の名プロデューサー。「ある愛の詩」「ローズマリーの赤ちゃん」「チャイナタウン」などたくさんの名作を世に送り出した。「ゴッドファーザー」以降の彼の行く末を知っている方も多いと思いますが、その後の彼の素行は、「くたばれ！ハリウッド」で本作ドラマとの答え合わせをしてみてください。現時点で動画配信においては権利切れのようで、DISCASならDVD観れますよ（宣伝） 

 私個人としては、このお題（制作秘話）を映画２時間ではなく、リミテッドシリーズ（単発完結ドラマ）として作ってくれたことに感謝です。この面白い実話は２時間では全くもって足りない。もっともっと知りたくなる！そして、観終わった後には、ゴッドファーザーシリーズ３部作をもう一度観たくなるはず！（実際、私はドラマを反芻しながら、全部見返しました）このドラマを観る前と、観た後では全然見え方が変わります。

こうなると、黒澤監督の「天国と地獄」や、「蜘蛛巣城」「七人の侍」などの制作舞台裏ドラマが観たくなる！NHKさん辺りでお願いしたいところです。

先程、「リミテッドシリーズで良かった～」と言いましたが、前言撤回。本作は「ゴッドファーザー」１作目が公開されるまでのお話です。２作目以降もきっとおもしろエピソードがあったはず。なので、シーズン２希望です。

最後に劇中のプーゾとコッポラの場面写真です。

おちゃめで可愛い！

以上。観なきゃ損！海外ドラマでした。