平和について考えるおすすめのスポーツ映画
こんにちは☺︎映画・カフェ巡り好きの看護師おしずです!
看護師ならではの視点で、映画を語ります♪
けれども堅苦しくなく、
にっこりほっこりできるような投稿をしていきたいと思います。
難しいことなどな〜んにも考えずにまったりと読んでいただけたら𓂃 𓈒𓏸𑁍
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わたしは自他ともに認める運動音痴。唯一できるのはバレーボール(バレー部だったから)と二重跳びと卓球くらい。マット運動と鉄棒系は全くできず、体育の授業は公開処刑でした。とほほ…。それ故、スポーツは絶対やるより観る派!スポーツの映画も胸が熱くなり大好きです!
胸が熱くなり、惹きつけられるスポーツ映画は数々ありますが、今月は終戦記念日の月。平和への願いも込めてこちらの作品をご紹介します。
キーパー ある兵士の奇跡
あらすじ५ ✍︎
第二次世界大戦でイギリス軍に捕まり捕虜となったドイツ軍兵士が、ゴールキーパーの才能を買われ、イギリスのプロサッカーチームで差別と偏見を乗り越えて大活躍する奇跡の実話。(TSUTAYAdiscasより引用)
レビュー५ ✍︎
実際には戦後の出来事を描いているが、戦争という惨事がどれくらい一個人に悲しみと苦しみを残していったのか著明に表れている映画だった。イギリス人のマーガレットが「ダンスに行けずに防空壕に行った。家族や友だちを心配しながら」と言ったが、それは言われた相手、ドイツ人のバードも然り。バードは青春や人生を犠牲にして戦地へ赴いていた。一方的なこの発言にモヤモヤしてしまったが、バードのこの一言でハッとさせられた。
「戦うより君と踊りたかった」
どんな言葉を並べるより、この一言のインパクトは大きい。戦争は戦争と一個人を同化し、敵国・味方国でしか相手の尺を測れなくなる。
「ドイツ人は戦争に負けたんたぞ」「ドイツ人は国に帰れ」ドイツ人だから、という理由で偏見の目で見られる。
チーム内で敵はいない。国など関係なくチームのために戦う。
と、いうけれどもバードはこんな罵声雑言を浴びせられてどんな気持ちで試合に臨んでいたのだろうか。
個人個人の戦争での苦しみや悲しみがバード1人に向けられている事実。全ての罪をバード1人に負わせるのか。この時代、誰もが戦争で負った傷を抱えていたが、この苦しみを誰かを責めることで、自信の悲しみや苦しみ、嫌悪感、憎悪感を発散させていたのかもしれない。
「許すより憎む方が簡単。誰でも加害者になり得る。彼の青春は戦争とサッカーだった」
マーガレットのあの一言は、バードの全てを理解し受け入れ、愛した証拠である。あの一言がなかったら状況は変わらなかったであろう。
そして、バードがサッカーの実力でイギリス国民に受け入れられていく。「ドイツ人」ではなく、バードのプレイに白熱し、罵声が喝采へと変わる。バード自身がイギリスとドイツの架け橋となり希望となっている。
しかし、バード自身も戦争の傷を負っている。消せない罪を背負いながらサッカーを続けている。どんなに喝采を浴びても、バードの闇が見え隠れする。
バードの活躍の後に、バードの苦悩を持ってくる構成はやはり戦争という惨事がどれくらい心に闇を残していくのか語りかけているような気がする。戦争を経験したことのない現代の日本人は、このような映画等でしか情報を得ることができない。
しかし、時々立ち止まって戦争が残したもの、そして今後どうやって平和へと紡いでいくのか考えるきっかけを作るべきだ。
「スポーツ」も「映画」も一つの架け橋となれば良いと願う。
Instagramにて『恋も仕事も頑張る30代女子のための映画紹介』を投稿しています❤︎
是非是非遊びにいらしてください🌹 ✧︎