フランス映画

Stella
2025/05/15 23:30

ジャン・コクトー原作の作品(オペラ、映画)

◆ジャン・コクトー

 1984年にパリの夏期短期留学を受講した後、知合った女性に南仏を案内して頂いたときに、ジャン・コクトーが大聖堂の内装の壁から天井までのすべてを手掛けた、有名なヴィルフランシュシュールメール(Villefranche-sur-Mer)サンピエール大聖堂を訪れることができた。記念に買った、ヘタウマで軽妙なタッチの絵画の小皿をしばらくもっていた。

 当時はよくわからなかったが、多才なジャン・コクトーには憧れ以上の素晴らしさを感じている。カナダの若手グサヴィエ・ドラン監督も、作品で、そのオマージュを示したりしている。

 

◆「人間の声」

 「人間の声(La Voix humaine)」は、フランシス・プーランク作曲の全1幕のオペラ(叙情悲劇)。単に『声』または『人の声』の日本語題も用いられる。登場人物がソプラノ1人であることから、モノオペラともいわれる。フランスの詩人・劇作家ジャン・コクトーの同名の戯曲「人間の声(La Voix humaine)」(1930)を原作としている。

 同様に電話を扱ったオペラにジャン=カルロ・メノッティの『電話』がある。こちらはハッピーエンドで終わるが、電話機が使用されるという共通点はある。

 

◆代表的なオペラ作品

 フランス語が堪能な英国の声楽家フェリシティ・ロットスイス・ロマンド管弦楽団の伴奏で演じる2001年の版と、朋友のピアニストのグレアム・ジョンソンが寄り添う2011年の版がある。それなりに円熟し老けてない年齢という意味では、正直なところ、2001年の版が適切かもしれない。

 ◆「人間の声」を自主研究中

 今年一杯で、声楽の個人レッスンは終了予定であるが、やっておきたかった作品ということで、興味あるプーランクもので、この45分のオペラを研究開始した。少しだけ抜粋した部分を演奏しようと思い始めている。今は、戯曲の半分弱位がオペラに使用されていることがわかった


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