最強のふたり
コラムをご覧いただきありがとうございます!静香です(^^♪
先日「最強のふたり」を観ましたので、書かせていただければと思います。
「最強のふたり(原題:Intouchables)」は、2011年にフランスで公開され、日本でもロングランになり、ゴールデングローブ賞にもノミネートされた作品です。
そしてこの映画は”実話”を元にしています。
映画のストーリーは、舞台はフランス。
まずこの映画、出だしが最高です。
いきなり主人公と思しき二人と警察とのカーチェイスが始まり、警察に車を止められたところ、
助手席の白人男性が障害者であると、もう一人の主人公の黒人男性が警察に伝え、「早く病院に行かないと死ぬ!」等と伝えるのです。助手席の白人男性は咳き込み泡を吹く始末…
警察は病院まで先導して別れます。その後なんと、2人はたばこを吸い、ドライブを始めます。
あのディスコ音楽の名曲、Earth, Wind & Fire - Septemberを流しながら、颯爽と夜の道をノリノリでドライブするのです!
私は今までの場面とこの楽しそうな場面の対比のオープニングに、思わず吹き出してしまい、すぐに引き込まれした!最高のオープニングです。
次に本編でドライブより過去のストーリーである、失業中のドリス(オマール・シー)が出てきます。彼はスラム街出身の黒人で、失業手当目当てに求職活動をしています。ある求職活動先での面接で、フィリップ(フランソワ・クリュゼ)と出会います。彼は雇用主で富豪ですが、愛する妻に先立たれ事故で首から下が麻痺した身体障害者でもありました。仕事は彼のお世話をするというもので、今までその業務に就いたものは2週間も持たないこともあったそう…
ドリスはやさぐれており、早く求職活動の証明をもらって不採用にしてほしいと言います。フィリップは翌日証明書を渡すと伝えます。そして翌日ドリスが尋ねたところから、「最強のふたり」のコンビネーションが始まるのでした…。
まず、私はフランス映画を久しぶりに見たのですが、情景やテンポなど人の心情を表そうと「間」がある点が懐かしく思いました。ちなみに私が最初に見たフランス映画は「死刑台のエレベーター」ですので、またコラムでご紹介できればと思います。
ドリスとフィリップは、いわゆる健常者と障害者であり、かつ黒人・白人、そして出身も富豪とスラム街出身等、対比する点はありますが、そんなのささいなこと、とばかりに、お互いのケアや人生の語り合いを交わしていく中で、「ベストパートナー」となっていきます。
フィリップのセリフで印象に残ったものがあります。
彼の友人がドリスがフィリップの周りにいることを心配して忠告してきたのですが、フィリップはそれに対して「彼は私に容赦ないところが良い。彼は私に同情していない。彼の過去や素性は関係ない」と言い切ったのです。
私は個人的に障害者支援などをしている経験があるので、このセリフは非常に胸に残りました。
またこの映画は、美しいパリなどの情景や絵画、クラシック音楽、オペラを観て思わず吹き出してしまうなど、芸術や美意識への造詣も凄く感じられる作品です。
この映画を観て、フランスへ行きたくなってしまいましたw
役者の方の演技も最高です。フランス語独特の言い回しも素敵に感じました。
そしてこの映画は実話です。実際の彼らはその後一度は離れはするものの、お互いが唯一無二だと実感しモロッコへ移住して、プライベートではそれぞれのパートナーを見つけつつ、今でも強い絆で結ばれているとのことです。
オープニングのワクワク感、そして観終わった後の爽快感、ラストシーンでは感激して涙が流れました。
人との出会いで人生は変わる、行動すれば変わる
そしてお互いを思いやる心に夫々の違いは関係ない。
それを改めて感じさせてくれた映画でした。出会えてよかったです!
SNSで発信しています♪
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示最強のふたりは劇場で鑑賞しました。私も「彼は私に容赦ないところが良い。彼は私に同情していない。彼の過去や素性は関係ない」にとても共感性を覚えました。またこの作品を再視聴したいと思います。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示