うち、インディアナ・ジョーンズちゃうけど 聖杯が要るねん
フィッシャー・キング
白いお馬さんが羽つけて走ってるから(ペガサスと言え)トライスターやね
テリー・ギリアム監督を「ブラジル」で知って えーなぁ この人 と思ってこの作品も観ました
題名の「フィッシャーキング」って何だろうとウィキると
アーサー王物語に登場するカーボネック城の主。本名はペラム王で、またロンギヌスの槍(エヴァで聞いたことある!)によって癒えない負傷を得たことから、不具の王(Wounded King)などとも呼ばれる。王が病むことにより王国も同様に病み、肥沃な国土は荒野へと変わってしまう。王の病を癒すために勇者たちが「聖杯」を探しに赴き、そのうちの一人が聖杯を探し当て王と王国を癒すことに成功する。らしい 「聖杯」がポイントね
なるほど 作品に度々登場する炎の騎士はアーサー王時代のそれなのね
テリーギリアムお得意のドタバタ感がよろしい(僕は好きですけど)
あとで、いいことあるので、我慢して観ててね
人気ラジオDJジャックが落ちぶれて、レンタルビデオ屋の女主人のひもに成り下がっちゃう
人生、調子乗ったらあかんでーという話なんですけど
それだけじゃー映画にならんので、ジャックが、ひょんなことから元大学教授のホームレス ロビンにあぶないところを助けられたが、彼がホームレスになっちゃったのは、ある事件に巻き込まれ、心に傷を負ったからで、なんとその事件はジャックの”煽り”放送が原因だと知ることになり・・・と展開していきます
ロビン・ウィリアムスってこんな役ばっかりですよね 繊細で壊れやすいけど派手に取り繕う感じ
ロビンがお気に入りでいつも星明子※状態で見つめている娘(アマンダ・プラマー)は
他のテリー映画で天使かなんかの役で出ていた女の子(たぶんキム・グリースト)とよく似ている
宮﨑駿が、ナウシカやサンなど好みの女性を自作に登場させるようにテリーもこんな感じの娘が好みで毎作出しているのね
浮浪者の人や一風変わった女の子も話してみれば、ええ奴ばっかりやんって思うようになること請け合い
ロビン+女の子+ジャック+女主人のチャイニーズ回転テーブルディナーシーンは小ネタ連発で笑えるし、ほっこりする
(ほっこりって言葉を使ったのは初めてです)
女の子をアパートに送っていってのロビン・ウィリアムスの告白シーンは、ワナオブマイベストシーン
恋から愛へ、二組のアウフェーベン(使い方、あってる?)
と思いきや
代償を求めちゃダメなのね 心におった深い傷は、そんなに容易くキュアされないのね
※説明しよう 星明子はスポ根漫画「巨人の星」の主人公星飛雄馬の姉 しごかれている弟の姿をいつも心配そうに木の陰などから見つめている 家政婦の見つめとは異なる