映画に登場するパリのカフェ・レストラン ③「最強のふたり(Intouchables)」
■「最強のふたり(Intouchables)」(2011)
主演2人の演技が世界中で絶賛された感動のヒューマン・コメディ。実話を基に、首から下が麻痺した大富豪の中年男と、その介護人となったスラム出身の黒人青年が、互いの境遇の違いを乗り越えて真の友情を育んでいく姿を、ユーモアを織り交ぜハートウォーミングかつエモーショナルに綴る。主演は「主婦マリーがしたこと」のフランソワ・クリュゼと「ミックマック」のオマール・シー。監督はこれが長編4作目となるコンビ、エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ。
■ストーリー
パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった大富豪のフィリップ。彼の新しい介護人募集の面接にやってきたのは、いささか場違いな雰囲気の黒人青年ドリス。スラム街に暮らす彼の目的は、失業手当をもらうための不採用の証明書だった。周囲の憐れみの同情と腫れ物に触るような態度に辟易していたフィリップは、そんなドリスのふてぶてしい態度に興味を抱き採用する。ドリスには介護の経験がないばかりか、趣味や生活習慣にいたるまで互いが歩んできた世界はまるで水と油。障がい者相手にも遠慮することなく本音で接するドリスは、他の誰よりもフィリップの心を解きほぐし、いつしか2人は固い絆で結ばれていく。
■ふたりの食事のシーン@レ・ドゥ・マゴ
サンジェルマン・デプレ通りの老舗で有名なカフェとして、②でご紹介したカフェ・ド・フロールと並び、レ・ドゥ・マゴがある。店内に飾られたドゥ・マゴ(2体の中国人形)に因んだ店名のレ・ドゥ・マゴ。夜に、この最強のコンビの2人が食事をするシーンがある。軽い食事やチョコケーキを食べているが、フィリップは学生時代に知り合った奥さんと大恋愛だった・・・と会話も和んでいた・・。
カフェについては、雑誌の記事を引用する。
■その他
この映画のハリウッド・リメイクの「THE UPSIDE 最強のふたり」(2017)も、是非みて観たい。