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私の好きな映画

もし天才数学者が、恋におちたなら

(C)2008 フジテレビジョン/アミューズ/S・D・P/FNS27社

「容疑者Xの献身」 
2008年公開 128分 
監督:西谷弘
脚本:福田靖
原作:東野圭吾
キャスト:福山雅治
   柴咲コウ
   堤真一
   松雪泰子


本作は、テレビドラマ「ガリレオ」シリーズの劇場版という位置づけになりますが、

声を大にして言います

 

ドラマ観てなくても、とりあえずこの映画をミロ🐈!

 

映画単体で楽しめるようになっているので、

ドラマガリレオに詳しくなくても、「話の内容についていけない」なんてことは一切ありません

 

「ドラマを観たことがないから」という理由で、今まで本作を観てこなかった方には
この記事を観たことをきっかけに、ぜひぜひ鑑賞していただきたい

 

今回は、私が邦画の中で最も大好きな映画「容疑者Xの献身」をご紹介します

 

現象には必ず理由がある

(C)2008 フジテレビジョン/アミューズ/S・D・P/FNS27社

ガリレオ先生こと湯川(福山雅治)は、天才物理学者

 

「現象には必ず理由がある」を口癖に、今までも警察が難解事件で頭を悩ました時には、
犯人がとった「ありえない」行動を、「ありえるもの」として物理的に証明してきた人物

 

簡単にいえば、事件のトリックを見破ってきた人

 

そして、今回も土手でみつかった変死体が、どういう経緯でそうなったのかを
仮説、検証することになるのだった

 

犯人は最初から観客にわかった状態ではじまる古畑任三郎方式

(C)2008 フジテレビジョン/アミューズ/S・D・P/FNS27社

この物語は、犯人が誰か?を探すストーリーではありません

 

はじめに殺害現場からはじまるので、犯人が誰かは明確にわかった状態
話は進んでいきます

 

「なんだ、犯人を当てる系のミステリーじゃないのか」と思われた方、安心してください

 

犯人はわかっていながらも、ちゃんとトリックは隠されたままになっていますので
「これはこうやったんじゃないか?」など推理に頭を悩ませるシーンは沢山でてきます

 

この作品はミステリー作品に分類されるものの、
観終わった後には、確実にそれ以上の“何か”で感情がいっぱい
包まれることをお約束します


🐈ここミロポイント🐾

(C)2008 フジテレビジョン/アミューズ/S・D・P/FNS27社

本作の大きなキーワードとなってくるのが「友情」

 

変人として有名な湯川の、たったひとりの友人である
石神(堤真一)が登場することが、物語を盛り上げる最大のエッセンスとなっています

 

そして石神は、湯川が認める唯一の「天才」というのも大きなポイント

 

演じたのは堤真一さんで

彼の演じる石神が、私は本当に大好きでした
 

ひとつひとつのカットにおいて、謎解きの伏線に加え、登場人物たちの心の機微
随所に繊細に散りばめられており、観る回数を重ねるごとに新しい発見が絶えません

 

喜び、悲しみ、不安、怒り、という感情が、役者さんたちの演技だけでなく、
さりげないアクションや台詞で垣間見れるようになっており、そのひとつひとつがとても愛しい

 

観れば観るほどもっと好きになる、日本映画の中で特別に大好きな作品です

 

「実におもしろい👓」体験を、ぜひお楽しみください

 

ミロシネマ🐾

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