特報!!映画「首」2024年10月11日 DISCASに見参!!
映画「首」が10月11日(金) DISCASへ初陣。
すでに配信されていますが、DVDでも作品を楽しみたいと思います。
これから「首」をご覧になる方により作品を愉しめる情報をお伝えいたします。
🗡️個性的なキャラクター!
北野武監督作『首』たけし・加瀬亮・西島秀俊ら主要キャスト10人一挙見!キャラクターPV
🗡️キャラクターを色別している。
まずは狂気の塊である織田信長(加瀬亮)森蘭丸(寛一郎)弥助(副島淳)は「暖色系」
信長は南蛮風の模様や海外の柄の生地を使用し、マントにも海外のアンティークの金物が使用されている。蘭丸は中性的なイメージを出すため、衣装チームで生地を桃色に染めた。弥助はあえてアフリカ風の柄物になっている。
次にお笑い(?)組的なチーム秀吉「羽柴秀吉(ビートたけし)、羽柴秀長(大森南朋)、黒田官兵衛(浅野忠信)」の衣装には青やグレー、緑といった「寒色系」
その他、物語上の重要人物である農民・難波茂助(中村獅童)や芸人・曽呂利新左衛門(木村祐一)の着物は土埃や泥で元々の生地の色も分からないほど汚れているが、衣装担当の黒澤さんは「この時代、一番苦しい、辛い思いをしている人たちなので、生地はしっかり汚し、そのせいであまり見えませんが、あえて柄を七宝柄、茄子柄、狛犬模様など明るく、楽しいものにしています」と語っている。
ぜひこの衣装とキャラクターを観てほしいです!!
🗡️それぞれの狂人の違い。紅・黄・青(信号機)
戦国時代と言えば、織田信長、羽柴秀吉、徳川家康。
三者三様の表現として
- 信長「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」
- 秀吉「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」
- 家康「鳴かぬなら鳴くまでまとうホトトギス」
今作では同じ「狂気」でもやはり三者三様の違いを感じた。
〇深紅(しんく)の狂気:織田信長(加瀬亮)
常に赤い色をまとい、すべての人間を焼き尽くしまうようなむき出しな狂気。
〇濃黄(こさき)の狂気:羽柴秀吉(ビートたけし)
弟・羽柴秀長(大森南朋)、黒田官兵衛(浅野忠信)を従えているが、不安と緊張感のある発言で黄色信号を発する。
〇淡青(うすあお)の狂気:徳川家康 (小林薫)
天下など興味がない!と言いながらも影武者を立て冷静に様子を伺っている。真っ青より薄いグラデーションの青のイメージ。
織田信長の名言は「人生50年」から「人間生まれたときからす~べて遊びだわ!」へ上書きされた。
🗡️「本能寺の変」の解釈については「80」以上もの説がある?
今作では「本能寺の変」がキーポイントになっています。
作品の中で新解釈として描かれていた「本能寺の変」について北野武監督がソーシャル型オンライン
経済メディア、ニュースサイトNewsPicks(ニューズピックス)のトーク番組の中で以下の発言をしていた。
「本能寺の変っていうのは、明智光秀の単なる個人的な恨みによるものという説もあれば、バックに家康がいたとか、秀吉がいたとか、とにかく80個くらいの説があるのよ。
結局、俺(北野監督)が(映画で)選んだのは、信長が家康をそそのかして光秀に殺させようとしたけれど、秀吉がそれを利用して光秀に「お前が天下取れ」と仕向けたという説。
とにかく、戦国大名なんて殺すか殺されるかしかないんだから、下品の塊なんだよ。もう、ぐちゃぐちゃな世界。英雄でも何でもない姿を描いたから。」
作品のテーマ
長年描かれてきた「美化された戦国時代のものがたり」に対して「戦国時代の武将は大体がろくでなし・人でなし」を北野流のエンタメとして映像化した作品。