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私の好きな映画

Stella
2024/08/27 02:16

ホフマン監督の「カルテット! 人生のオペラハウス(Quartet) 」

◆「カルテット! 人生のオペラハウス(Quartet) 」(2012)

    ダニエル・シュミット監督のドキュメンタリー映画『トスカの接吻』(1984年)を原案としたロナルド・ハーウッドの舞台『想い出のカルテット 〜もう一度唄わせて〜』が原作であり、ハーウッド自身が脚色し、ダスティン・ホフマンが監督したイギリス映画。ホフマンにとっては監督デビュー作となる。出演はマギー・スミス(ジーン)、トム・コートネイ(レジー)、ビリー・コノリー(ウイルフ)、ポーリーン・コリンズ(シシー)らである。ジュゼッペ・ヴェルディの「音楽家のための憩いの家」(“Casa di Riposo per Musicisti”)をモデルにしている

 ホフマンは、音楽映画では、「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声(Boychoir)」にも出演している。

◆オペラのこと

 ちなみに、モデルになったCasa Verdiは1896年にヴェルディによって設立された、ミラノにある音楽家のための養老院で、以前から興味があったので、ちょっと親しみを感じた。

 レジーは、ホームを救うためにヴェルディの生誕記念ガラコンサートで『リゴレット』のカルテット(四重唱)「美しき愛らしい娘よ」(Bella figlia dell’amore)を歌おうと考え、ジーンを食事に誘うが、ジーンは人前で歌えない状態なので激怒。しかし「老年は弱虫では生きられない」という皆の説得に応じる。ガラコンが始まり、ヴェルディの『椿姫』から「乾杯の歌」、プッチーニの『トスカ』から「歌に生き、愛に生き」、またアーサー・サリヴァンの『ミカド』から和服を着たメンバーが「学校帰りの三人娘」などの珍しい歌唱を披露する。

(C)Headline Pictures (Quartet) Limited and the British Broadcasting Corporation 2012
(C)Headline Pictures (Quartet) Limited and the British Broadcasting Corporation 2012

◆感想

 「カルテット」という名前では、邦画もあり、以前いろいろと鑑賞したことがあるが、今回、イザベル・アジャーニの作品があるのを知ったので、観てみたいと思った。

 庭で演奏しているシーンでは、なぜか、オーボエのほんわかした音色が、シニアの音楽活動にぴったりあっている様に感じた。

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1 件の返信 (新着順)
椿五十郎 バッジ画像
2024/08/29 12:18

これは未見です
『ミカド』の三人娘の重唱シーンがあるのですね!
私、ギルバート&サリヴァンの「サヴォイオペラ」の大ファンです!
イギリスでは非常に大人気なオペラなので、映画でも時折出てきます。
ケビン・クラインやティム・カリー、エリック・ロバーツ、クリストファ・リーのような映画俳優もサヴォイオペラを歌ってます。(さすがGWのオペラがでてくるところあたりイギリス映画ですね)
『トスカの接吻』に出てくる過去の名オペラ歌手たちの活き活きさなどを見ていると、本作のようなドラマができそうなのも頷けます。探してみてみます!ご紹介ありがとうございます


Stella
2024/08/29 12:26

はい。ジャポニスムが流行ったころに、お菊さんと同様に注目されたものですが、私も、タイトルだけは知っていました。(お菊さんの方は、レパートリーのアリアです。他のフランスオペラよりも、歌っていて落ち着きます。)