ロック ミー アマデウス
アマデウス
この映画は、天才モーツアルトに纏わりつくストーカー(サリエリ)の告白の物語です
こんなにも平易な言葉で、よくもこんなに人間の というか 芸術の本質をつく脚本が書けるものだとおもいますね
ブロードウエイの舞台がこの映画の原作とのことですが、その脚本が素晴らしいのでしょうね
原作・脚本のピーター・シェーファー先生! 素晴らしい
映画の公開時、松本幸四郎(松たか子のお父様)が「アマデウス」の舞台をやっているというBRUTUSの記事を読んでまして、なんか面白そうやな とこの映画を観に行きました
映画はまず、中世の混乱の精神病棟から始まり、その壮絶な雑踏に度肝を抜かれます (カッコーの巣の上で とか監督のミロス・フォアマンお得意のシチュエーション)
宮廷作曲家サリエリ(F・マーリー・エイブラハム)がのぞき見た天才の創った楽曲の譜面、
出会いから何十年も経つのに彼の脳内にその曲が流れ出し、サリエリは懺悔を促す神父に楽曲を解説します「出だしはシンプル、さびついたような音、でも突然オーボエが、高い自信に満ちたシングルノートを奏で、クラリネットがそれを引継ぎ・・・」
さすがモーツァルト演奏の第一人者(サー・ネヴィル・マリナー)が音楽と指揮の担当をしただけあります
才能を妬む前に、モーツアルトの音楽、その才能に心酔してしまう凡才の自分 それを顧みることが出来ないほどの圧倒的なマスターピースの数々をまともに喰らい、モーツアルトの才能を妬み、ひいては、自分にはそれを与えなかった神を妬む
神に裏切られ、覚悟を決めた後のサリエリの一点のブレもないモーツアルトへの攻撃がものすごい!
ここから悲惨な結末へとまっしぐらに進んで行きます
ごちゃごちゃするんで書きませんでしたが、
コンスタンツェ・モーツァルト役のエリザベス・ベリッジも良かった
告白を聞く神父役のリチャード・フランクも良かった
レンタルは コチラ