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最新作!死霊館のシスター呪いの秘密 *ネタバレなし

†死霊館のシスター 呪いの秘密†

ネタバレなし感想
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公開日:2023.10.13(金)
監督: #マイケルチャベス 🇺🇸
撮影監督: #トリスタン・ネイビー
楽曲: #マルコベルトラミ
編集: #グレゴリープロトキン

※ネタバレなし感想

タロの中で『美しすぎるホラー』とキャッチフレーズを付けたい、ハマりにハマってる一本!

ホラーは超苦手だけどこの映像美を観るためだったら観る!そんな気持ちにさせてくれる🫣

パンフレットを早速ゲット!

ホラーは小さい頃から超苦手。ただ、この死霊館シリーズは忖度なしに'むちゃxくちゃ'よく出来ている。実話ベースのものが多く、ストーリーにしっかりとした重みがある。ヒューマンドラマありきのホラーといったところ☝🏻✨

いわゆる、ただのジャンプスケア(爆音で脅かすやつ)や血まみれシーンの連続ではなく、ホラーは必要ある部分のみに絞られ、キャラクター造りが最高に上手い。

主要キャラに共感できるからこそ彼らに襲いかかる出来事が自分に起きているかの如く感じられ、全力で観客席から守りたくなる。

さて、感想を。
本作は死霊館のシスターの2作目にあたる。1作目のおさらいは勧めるが、単独でも十分理解できる仕上がりに。

試写が始まり、真っ先に映し出させる映像に息を呑む。はっきり申し上げたい.. ここまで美しいホラー映画はかつてあったのか..

設定は50年代のフランス。
舞台となる教会、学校、街並み。
どうやったらこんな撮影が出来るのか、、暗い街並みが美しいどころか、路地などの奥行き感が凄まじい。そこになにかが潜んでいるのでは..
そう思わせる"怖さ"を"美"で表現している。

自分で書いていて大袈裟にしか聞こえないと思いながらも、大袈裟に書いても伝わり切らない美しさがある。

真っ先に帰りの電車で撮影監督を調べたところ、#ビリーアイリッシュ のMV(ミュージック・ビデオ)などを撮影している撮影監督(簡単に言えば監督の撮りたいイメージを映像にするカメラマン)さん。

監督と息が合っているのは言うまでもないが、陰影(黒からグレーへのグラデーション)しかり、廊下に吊るされたランプの光加減、建物の質感、肌色、全てにおいて完璧を超えた完璧。超絶タロの好み。シスター達の着る#スカプラリオ が真っ黒でありながら、くらやみでもしっかり見分けがつくのも本当に拍手もの。(もしかしたらグレーなどを着て撮影して後から色補修しているのかもしれない、メイキングが気になるところ☝🏻)

タロカメラマンとしてその撮り方、ライティングがすごすぎて、巧妙に作られたCG/アートなのでは?とも考えたが、どうであれ美術館に作品として飾ってほしいレベルに到達している。

これはまさに映画の伊呂波の伊、『Every Frame a Painting』(エブリ・フレーム・ア・ペインティング)でもあり、簡単に説明すると、映画を一時停止しそのフレームを切り抜き額装。それがしっかりと一枚のアート作品として成り立つものになっているか。

これがしっかりできている。第一にこのような作品と出会えた感動と早く4Kブルーレイが欲しくてたまらない。(映像・音響オタクなのですみません)

いいかげん、映像のことじゃなくてホラー映画の感想をききたいんじゃい!っと言われそうだけど観たらその美しさが分かるのでぜひ早く観てもらいたい。ホラーが苦手な方は極端な話し、耳を塞いででも目で映像を味わってもらいたい。サウンドデザインもいいのでぜひ聴いてほしいが...

ただ!その反面、少しでも美しさに欠けるシーンが逆に浮いてしまう。あえてしっかり書こう。例えば車中での会話のシーン。これは突然スタジオでの撮影感がでてしまい、同じ撮影監督がたんたうしたのかと疑うほど。気になる人は気になるかと。あと、楽曲。前半はすごく合っていた。ただ、後半はフランスの雰囲気がなくなり、アクション映画のような楽曲に。ここは少し残念。

で!肝心の映画、作品としてどうだったのか。
ホラー弱者としては怖かった。ただ、とにかく美しいし、脅かし方の魅せ方も美しく新しさがある。めちゃくちゃ楽しめた。

キャーキャー言いながら映画館で騒いでもいいと思う。そして、なによりストーリー、キャラクターへの共感、クライマックスへのビルドアップがうまい。さすが、全シリーズ3,000億円越えの興行収入を叩き出してるだけある。

もう一度最後に言わせてほしい。かつてここまで美しいホラー作品はあったか。少なくともタロはこんな作品と出会ったことはない。

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タロでした🙋🏼‍♂️✨

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