タイトルの付け方がニクイ‼︎ 👓
【めがね】
2007年-106分-ドラマ/コメディ
作品情報
製作年:2007年
製作国:日本
キャスト・スタッフ
監督:荻上直子
出演:小林聡美、市川実日子、加瀬亮、 光石研、もたいまさこ
脚本: 荻上直子
撮影:谷峰登
音楽:金子隆博(フラッシュ金子)、金子隆博
解説・ストーリー
大ヒットした「かもめ食堂」の荻上直子監督が再び小林聡美を主演に迎え、のどかな海辺の町を舞台に描くスローライフ・ムービ一。都会から何かを求めて南の海辺の小さな宿にやって来た一人の女性が、揃いも揃って風変わりな周囲の人々に戸惑いながらも、少しずつ彼らののんびりしたペースに馴染んでいくさまを、淡々とユーモラスに綴る。春まだ浅い南の小さな海辺の町。到着したプロペラ機から降り立ったタエコは、地図を片手に予約した宿ハマダへ向かう。宿の主人ユージと犬のコージに出迎えられた彼女は、とことんマイペースな人たちとばかり出会うのだったが...。(TSUTAYA DISCUSより引用)
「めがね??それが物語となんの関係があるの!?」
作品を観た後も、すぐにはピンと来ていなかった鈍い私…。
だけど、この食卓の画像をよく見たら「ああ、そうか!!」とやっと気がついた。(笑)
ロケ地は与論島らしいけど、物語の中では特に説明はなく、ただ“携帯電話の繋がらない海辺の小さな町”という事しかわからない。
そこには、すごく変わってるけど人畜無害で穏やかな住人達がいて、初めて会うタエコにもフレンドリーに接してくれる。
でも、1人になりたくてやってきたタエコにとっては少し迷惑な気持ちもあって拒絶するが、住人達は特に何も気にせず淡々と日々を穏やかに過ごしていて...と言う様な内容のストーリー。
特に、ものすごく心揺さぶられる様な出来事はない。ただこの世界観に入り込むと、不思議なくらい精神的に穏やかになる…。
『ここは本当にこの世なんだろうか?』と疑問を持ってしまうほどに、世俗的な事が何もないのだ。ここで育った子ども達は、競争社会とか恨み嫉みとか無縁に育つのだろう。
そして、そんな設定も説明もないけどタエコは以前に何か辛い出来事があったのだろう。そこまでの事ではないにしろ、都会の喧騒や人間関係に疲れて、1人になりたくてここにやってきたのではないかと思う。
住人である大人達が誰も元々そこに住んでいたわけではないのは、なんとなくわかる様な気がする。
若い頃、わりと旅行好きだったので、色々な島にも行ったりしたけど、繁華街には島外から移住してきた人がほとんど。この方達は、フレンドリーに受け入れてくれるのだが、元々そこに住んでいた住民達はあまり旅行者を歓迎していない。集落などの関係性が密な地域は特に、余所者を受け入れない感じがある。
話を戻すと、そうやって騒がしい場所に生きてきたからこそわかる本当の自由を求めて、終の住処をここに決めた人達なのだと思った。
だからあの世感がすごいのかな〜。
必要最低限の仕事と美味しい食事を作ってみんなで食べる。
朝は、お日様を浴びてメルシー体操。
昼間は、海を眺めながら最高のかき氷を食べる。
マンダリンを奏でたり、オセロをしたり、思い思いに黄昏れて過ごす1日。
いろんな苦しかった事、悔しかった事、悲しかった事、怖かった事、恥ずかしかった事..全部どうでもよくなって、ただ生きる事を楽しむ世界に私も行きたい。
いつか子ども達が独り立ちできる日が来たら、誰も知らないこんな場所に行って、1人穏やかに暮らすのもいいな〜。こんな一日中バタバタじゃなくて、丁寧に暮らしてみたい。
そしたら、私がどんなに変わった事やってても、誰と一緒に過ごしたとしても、誰もなんとも思わないんだろうな。それっていいな。
すっかり妄想に入ってしまったけど...『めがね』すごく良かったです。
一番心に残ったシーンは、もたいまさこさんが無表情でゆ~っくり自転車を漕いでいるところ。
一番ビックリしたのは、芝犬のコージが最後に見せたあの姿。🤯🤯🤯
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投稿を表示めがね、世界観最高ですね。
この投稿読んで
久々にまた、たそがれたくなりました🏖🌅
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