『だが、情熱はある』放送中!笑いに人生を捧げる芸人を描いた作品“5選”
お笑いコンビ・オードリーの若林正恭と南海キャンディーズの山里亮太の半生を描いたドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)が現在放送中!1話放送後には、SNSで日本トレンド1位を獲得するなど話題のドラマですが、このお笑い芸人を題材にした作品が、近年増えているんです!
そこで今回は、笑いに魅せられた芸人の半生を描いた5作品をご紹介🎥
傑作ドラマから最新ドラマ『だが、情熱はある』まで魅力をたっぷりお届けします!
1.Netflix『火花』(2016)
芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピース又吉直樹の著書を原作にNetflixがオリジナルドラマ化。営業先で電撃的な出会いをした若手芸人・徳永と先輩芸人・神谷が、夢と現実の狭間でもがきながらも笑いを愛し、夢を追った10年間の青春物語。
主人公の徳永を演じたのは、数多くの映画やドラマに出演し素朴な役から三枚目の役まで幅広く演じる実力派俳優の林遣都。先輩芸人・神谷を演じたのは、独自の存在感を放ち多くの作品で強烈なインパクトを残す個性派俳優の波岡一喜。全10話の総監督は『余命1ヶ月の花嫁』(09)、『母性』(22)の廣木隆一、各話の監督に「孤狼の血」シリーズ(18,21)の白石和彌、「さかなのこ」(22)の沖田修一など日本映画が誇る監督が集結しました。
本作のキャッチコピー
“狂おしいほど純粋すぎる、この二人”
師弟関係の二人の中には、尊敬や嫉妬、感謝、憎悪など様々な感情が交差し、夢と現実の狭間を生きる10年間の中で徐々に変化していきます。その繊細過ぎるほどに純粋な感情を60分×全10話、余すことなく感じることができるのが本作の魅力。Netflixだからこそ作り出せる上質さ、儚くも美しい物語になっています。そして二人の師弟関係はもちろん、徳永が組むコンビ“スパークス”の10年も大きな見どころです。特に最終回のお笑いライブの場面は、ドラマ史に残る名シーンだと私は思います!濃密な物語と俳優陣の熱演を存分に楽しめる作品です!
2.『火花』(2017)
Netflixオリジナルドラマの翌年に映画化。(概要は同じなので省略いたします)
主人公・徳永を演じたのは、俳優のみならず歌手としても活動し若手俳優の中でも頭一つ抜けた存在である菅田将暉。先輩芸人・神谷を演じたのは、シリアスからコメディまで幅広い役を演じ数多くの人気作品に出演している桐谷健太。監督は、又吉直樹の先輩でもある板尾創路。脚本は、『青い春』(02)の豊田利晃が監督と共同で手掛けました。
本作のキャッチコピー
“笑いながらも、もがき倒した10年間”
ライトな描き方で笑顔がとても多いのが印象的。10年間を2時間という短さで描いているので、ドラマ版を見てから映画を見ると少し物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、物語としてはかなり綺麗にまとまっています。登場人物の細かな心情変化を楽しむよりかは、がむしゃらに“夢”を追った若者の青春群像劇として純粋に楽しめる作品です。主演の菅田将暉さんと桐谷健太さんはかなりネイティブな大阪弁のため、会話のテンポやリアクションがとてもリアルでした!
同じ物語でも、映画版とドラマ版では人物像や世界観の描き方がかなり異なります。それぞれに魅力があるので、比較して見てみるのも面白いかもしれません!
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3.Netflix『浅草キッド』(2021)
ビートたけしの自叙伝を原作にNetflixで映画化。若かりし頃のタケシが“幻の浅草芸人”と呼ばれた師匠・深見千三郎に弟子入りして過ごした青春時代、そして芸人・ビートたけしの誕生までを描いた物語。
ビートたけしを敬愛している劇団ひとりが監督・脚本を務め、構想から7年もの歳月をかけて映画が完成しました。深見を演じたのは、劇団ひとりの初監督作品『晴天の霹靂』(14)で主演を務め、二度目のタッグとなった大泉洋。タケシを演じたのは、日本人初となるカンヌ国際映画祭男優賞を最年少11歳で受賞した実力派俳優の柳楽優弥。
師匠に弟子入りできた瞬間の喜び、舞台でコントを披露できる喜び。喜びが募るたび、反比例するかのように時代や流行が変化する世の中。価値観や考え方は変化しても、その時その瞬間の想いや生き方は、次の時代へも繋がっていることを師弟愛から感じる作品です。そして何と言っても主演二人の演技が熱い!私は俳優さんの目の演技を見るのが好きなのですが、お二人とも揺れ動く感情を目の動きだけで表現する場面があり圧巻です。ストイックに芸を磨く彼らのプロフェッショナルな姿勢に、改めて芸人の凄さを感じること間違いなしです!
4.日テレ系『コントが始まる』(2021)
コントが始まる公式HP
『プロポーズ大作戦』(07)、『きょう会社休みます。』(14)の金子茂樹オリジナル脚本に連続ドラマ。売れないお笑い芸人トリオ「マクベス」、“大失敗”の人生を歩む彼らが思いもよらぬ出会いや幸せに巡り合う様子を描いた若者群像劇。
お笑いトリオ・マクベスのツッコミ担当・春斗役に菅田将暉、ボケ担当の瞬太/潤平役に神木隆之介、仲野太賀。彼らのファンになるファミレスの店員・里穂子役に有村架純、その妹・つむぎ役に古川琴音と日本を代表する若手実力派俳優が勢揃いしたことでも話題となりました。
放送当時、主人公と同様に将来の進路について悩んでいた私にとって、あまりにも刺さりすぎたドラマ。夢を持って進んだ道で成功する人、苦しむ人。夢を持たずに進んだ道で成功する人、路頭に迷う人。世の中には様々な人がいるけれど、皆それぞれ悩みや不安を抱えていて生きています。自分の人生にとって本当の幸せとはなんだろう?彼らの葛藤の根底にある「人生」という問いについて考えさせられます。実力派俳優が揃った本作ですが、1話最後の菅田将暉さんの演技は、映画『万引き家族』(18)の安藤サクラさんを彷彿させる素晴らしい演技で度肝を抜かれました。毎話、コントから物語が始まるのも斬新で見どころの一つです!
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5.日テレ系『だが、情熱はある』(放送中)
オードリーの若林正恭と南海キャンディーズの山里亮太の漫才コンビ「たりないふたり」がドラマ化。人見知り、自意識過剰、劣等感など湧き上がる負の感情で何もかもが上手くいかない二人、だが、情熱はある。そんな二人の青春をサバイブする物語。
原作はなく、若林正恭さんのエッセイ『社会人大学人見知り学部 卒業見込』(15)と山里亮太さんのエッセイ『天才はあきらめた』(18)を参考に、ドラマが制作されたそうです。脚本は、NSC東京校作家コース出身の今井太郎。主に放送作家やお笑い芸人付の作家として活躍し、シソンヌやニューヨーク、渡辺直美などを担当しています。若林を演じるのは、アイドルのみならず俳優としても大活躍のKing&Princeの髙橋海人。山里を演じるのは、本作がドラマ初主演となるSixTONESの森本慎太郎。
始まったばかりのドラマですが、とにかく再現度が高い!山里役の森本慎太郎さんは、まず見た目がそっくりなことに驚き。普段はジャニーズでかっこいいはずなのに、あそこまで化けられるのは相当な研究をされている証ですね。さらに驚いたのは髙橋海人さん、見た目は全く違うのに話し方や表情、動作などが若林さんそのもの。並大抵な努力がなければ、あれほど完成度の高い若林は作り出せないはずです。主演のお二人の他にも、オードリー・春日を演じている戸塚純貴の圧倒的春日な姿に震えました。青春をサバイブする二人の情熱に背中を押され、明日も頑張ろうと思える作品で日曜の夜にピッタリ!今後の展開が楽しみです!
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今回は、笑いに人生を捧げる芸人を描いた5作品を紹介しました!
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Nami