ほしをつぐもの　平成３年（1990）公開

ストーリー

おもちゃメーカーに勤める定年間近のサラリーマン吉田健児（田中邦衛）が会社帰りにテレビ番組「あんたが主役の東京だよ人生は」の女性レポーター（洞口依子）から自分の生い立ちについてインタビューを受けている時に突然、倒れてしまう。夢の中で、過去の世界を追体験する。戦時下の疎開先から逃げ出す児童と山男「ビートたけし」との交流を描いたノスタルジックなヒューマンドラマ。

コドモには見せるな！から「子供に見せろ!」

「その男、凶暴につき」で初監督を務めた北野武監督がこの作品では企画プロデュースの立場で制作した作品。その男では過激な暴力描写のため、キャッチコピーとして「コドモには、見せるな」だった。今作は6人の疎開した子どもと山のおじさんとヒューマンドラマな作品のため「子供に見せろ」となった。

小水一男監督、旧友北野武と再会。

作品の監督はＸＸ（ダブル　エックス）美しき凶器などの小水一男（通称ガイラ）氏、北野武とは旧友の間柄。運命的に再会した2人、制作プロデューサーでもある北野武が小水監督に「一緒にやろう」と声をかけた事からスタートした。

作品の想い。

「レンタルビデオばかりみてる若い子には映画館の映画の持っているパワーやきめ細かさを、主人公と同世代人々には「自分たちの役目は何であるか」を感じてほしい。この「ほしをつぐもの」はそれぞれの世代でいろいろな解釈ができる作品。

ＸＸ（ダブル　エックス）美しき凶器

なぜ幻の作品なのか・・

この作品はVHSビデオはあるものの、ＤＶＤ化されていない。。。TSUTAYA DISCASにもない・・

また配信もされていないため、作品を観るにはビデオデッキが必要になる。

作品情報

主演：　田中邦衛

企画：　北野武

音楽：　細野晴臣

監督：　小水一男

配給：　松竹

高橋一生が子役（遠藤正平）で出演している。

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