私の好きな映画

私の漫画遍歴はというと、小学生の頃から一貫して少年ジャンプ（きっかけは「ハレンチ学園」）で、今も愛読しています（かれこれ55年！）。コロナ以前は、月曜がジャンプ、火曜がスピリッツ、水曜がマガジンで木曜がサンデー、そして金曜がモーニングというルーティンでした。これが在宅勤務となって徐々に購読を減らしてゆく事となり（漫画は仕事帰りの電車か自宅のトイレでしか読まない）、今ではジャンプのみとなってしまった。
どういうわけだか少年チャンピオンとは縁がなくて、一度も買った記憶がない。「がきデカ」も「マカロニほうれん草」も「ドカベン」も「750ライダー」もコミックで読んだけれど、うちの本棚に並んだ（購入した）のは「750ライダー」の１巻くらい（あまりに初期のキャラクターが違っていて驚いた）。

そんなチャンピオンの別冊に原作が連載中だという本作。予告編を観て面白そうだなと妻を誘って劇場に足を運びました。
いやいやちゃんと面白い（ちょっとボーイズラブ系なので、最初はそっち系の雑誌の連載漫画かと思いました）。吉沢君、李光人君、菜乃華ちゃんと、いずれもはまり役。吉沢亮と眞栄田郷敦という硬軟どちらでもいける若手俳優のコメディ要素が遺憾なく発揮されていて、安心して最後まで楽しめました。ALL作詞が監督＆脚本担当松田裕子さんの手による挿入歌の効果も絶大、エンドロールで流れるimaseさんの「いい湯だな2025Ver.」も本作の締めとして誠に相応しい。

観終わって原作を数話拝読しましたが、当然のことながらプロットやらストーリやらは原作におんぶにだっこ。その中での実写版への変換の巧みさに感心してしまった。各エピソードの面白さを再現しながら、実写ならではのプラスαを上手に付け加えていて、どっちが先でもちゃんと楽しめそう。浜崎監督の長編映画はこれが２作目ですか。前作「一度死んでみた」も機会あれば観てみたくなりました。

№31
日付：2025/7/13
タイトル：ババンババンバンバンパイア
監督：浜崎慎治
劇場名：109シネマズ湘南 シアター5
パンフレット：あり（￥990）
評価：6

原作はこんな↑感じ

ヒーローの大半がコミック出身のハリウッドに対して、日本のマンガが実写映画に貢献する範囲は実に多様。こういう成功例を目の当たりにすると、やっぱり嬉しくなっちゃいます。アニメ化もされていたんですね、そっちも観ちゃおっと。

そういえば、本屋で最近のマガジンとサンデーの料金とその厚みを知って愕然としてしまった。紙の媒体として、少年漫画はこの先大丈夫なのだろうか・・・（特にサンデーが心配）

• イントロダクション／ストーリー
• 吉沢亮インタビュー
• 板垣李光人インタビュー
• 原菜乃華インタビュー
• 満島真之介インタビュー
• 関口メンディーインタビュー
• 眞栄田郷敦インタビュー
• キャスト・プロフィール
• 監督＆脚本紹介
• 浜崎慎治監督インタビュー
• みんなで歌おう！バババの歌
• プロダクション・ノート
• バンパイア・森蘭丸を大解剖
• バンパイアとは？
• 蘭丸のお仕事
• 蘭丸が愛した男
• 原作者インタビュー＆描き下ろしイラスト
• クレジット