低評価映画マイベスト
世間では低い評価でもわたしが好きな作品。
女ターミネーターが出てくるシーンは、主演のキャスティングを帳消しにするくらいに全ての場面が面白くて好き。便器バトル大好き。この女ターミネーター、“T-X”を演じたクリスターナ・ローケンは、本作以外これといったものがないのがさびしい。
なんで評価低いのかわからないくらい。RPGのような、ぞくぞくする展開。でも子供と観たが反応はイマイチ。親が喜んでるのに。
主役の子がちょっと『ゴールデン・チャイルド』ぽくて好き。アジア人の子役にはいいのが多いと感じる。わたしがプロデューサーならちゃんと続編を最後までやらせるね。シャマランぽく無いから、他の職人監督でも問題ない。クリス・コロンバスとか。でもスピルバーグやピーター・ジャクソンにやらせるのはもったいない。
ふせえりの環境大臣が最高だった!これを観てから国会中継で女性大臣が興奮して答弁しているのを観ると思い出してしまう。ふせえりはわたし世代の知る人ぞ知る笑の女神である。そういえば『シン・ゴジラ』でも余貴美子の防衛大臣が一番良かった。ベテラン女優の域に入ったら、大臣役狙うべし。他にも知事役とか、警視正役とか、ベテラン勢には重役をぜひやって欲しい。
石原さとみのハンジはコミックキャラクターの実写化歴代ベストに入った。これはみんなも言ってる。『キングダム』の長澤まさみも良かった。ひととき、誰かが長澤まさみのライバルが新垣結衣であると言ってたけど、真のライバルは石原さとみのような気がする。漢字の苗字とひらがなの名前という点においても見事にライバル関係である。新垣さんは、『のだめカンタービレ』の上野樹里のコメディエンヌ系列に在らせられる。
サイコ2
このアイデアを出してきたのは素晴らしい!オリジナルに対するリスペクトを感じる。なぜ犯人はそのような人格を得たのか、よくそこにたどり着いたよね。ガス・ヴァン・サント監督のリメークに比べたら断然こっちのほうが面白い。ちなみにこのガス・ヴァン・サント版『サイコ』、市川崑監督の『犬神家の一族』のセルフリメイク、企画趣旨が全く一緒。また誰かやるだろうな、同じ失敗。
ジュノー・シュウォーク、昔ヤノット・シュワルツ、こういうのに一時期悩まされた。スタンリー・カブリック、スタンリー・キューブリック、マーティン・スコシージ、スコセッシ、ケビン・コスナー、コストナー、ジョエル・シュマッカー、ジョエル・シューマーカー。雑誌社の人は途中から変えないでほしい。『ジョーズ2』は『ある日どこかで』の監督の若き日の渾身の作。プレッシャーのある仕事を標準以上で乗り越えたらみんな、それはもうそれで充分だよ!
わかりやすくてしかも感動するなんて、わたしにとっては思いもよらない作品。『2001年宇宙の旅』とは別物と考えてもいいし、続きでもいい。この映画自体はすごくいい映画。この映画のおかげで2001年は難解じゃなくなる。ピーター・ハイアムズ監督ぐらい安心して任せられる人はこの時代他にいなかったね。なんか「おれもキューブリックみたいに難しそうにしたい」ってやりそうな人が多かった。映画はこれでいいのだ。
スタローンとストーンのシャワー室のラブシーンは、全く感情なく互いに、わが肉体を誇示してカメラカットまでポーズ取る感じが、映画のつぎはぎ感丸出しの面白みあり。にしてもワーナーの試写室で朝からこの映画はしんどかった。シャワー室じゃなくお布団でもきつかっただろう。スタローンとシャロン・ストーンの組み合わせはどんなジャンルで合わせても、天麩羅とカレーのように合わない。
親ガチャ映画だね。映画は監督を選べない。
でも、元の顔が全く分からないゲイリー・オールドマンのメイクは、90年代のジョン・ハートに施した『エレファント・マン』メイクに匹敵する。
松本人志監督の最高傑作。たぶん、あと10年くらいしたらもうちょっと好きな人が増えてくると思う。映画全体をどうこうとかじゃなく、私は好きなシーンがあれば自分の中で好きな映画と位置付けているので、評論家の見かたとはちょっと違う。最後の闘いは『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』のオマージュなき偶然の一致。獣のデザインも何気にいい。
顔が似てるだけでボブ・ホスキンスをキャスティングした後は何も考えなかったかのような自由さがフリージャズっぽい。デニス・ホッパーのクッパがベロって長い舌出すカットのアホっぽい演出もたまらないし、リアルにする必要のないヨッシーとかも後々の口コミを狙ってわざとやったんじゃないの。小顔のクッパ軍団なんか、喜んでいいのか、笑っていいのか、泣いていいのか、怒っていいのか、これほど喜怒哀楽を痺れさせるセンスには、なかなか会えない。キャラ造形のコントロールが完全にイカれてる。アブストラクトなモツ煮の美味さ。どっかアジアの僻地の寿司屋で、観たことない具材や形の寿司を目の当たりにしてるような異次元の翻案がいい。今こんなの作ろうとしても邪魔する真面目派が現れて作れないよ。
これはポール牧が最大の見所。芸人は悪の組織のボスや凶悪犯役が似合う。だいたい映画は、普段善人役の俳優が悪役に回る事で出来が良くなるものなのだ。『ウエスタン』のヘンリー・フォンダ、『絞殺魔』のトニー・カーチス、『ミザリー』のキャシー・ベイツ、。若い人はえっと言うかもしれないけど『サイコ』のアンソニー・パーキンスだって、ナイーブな青春スターだった。
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投稿を表示ア・ホーマンスのポール牧師匠の悪役良かったです!私も芸人は悪の組織のボスや凶悪犯役が似合うと思います。渥美清、三波伸介あたりが組長役したらめちゃくちゃ似合うと思います。
塩見三省さんは普段善人役が多いイメージですがアウトレイジビヨンドでは本物以上の存在感でした。
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