可哀想なニューヨーク・シティの王子様
プリンス・オブ・シティー
スポンジみたいにいろんなことを吸収してたと思う18,19才ごろに出会った映画を
紹介しております(業務連絡)
オライオンとワーナーの丸っこい可愛いロゴからの
「ゴッドファーザー」とかでみたことあるようなイタリア系の俳優がいっぱい出てくる導入部
麻薬摘発の祝杯を上げるイタリアンな散髪屋ではキャプテン&テノールが、かかってる
時代です
「未知との遭遇」の地図屋が出てきた ワシントンDCのFBIのえらいさん役、「TOP GUN」の艦長も出てきた 「エイリアン3」のアンドロイドもおる!
監督のシドニールメットは他にも「セルピコ」とか、所謂 社会派の作品を撮ってます、
事実に元ずくお話なので、しょうがないとも思いますが、そもそものモチベーションが見えないです
盗聴機つけて検察に仲間を売るモチベーションです、正義感? 悔悛? 金? 出世?
なーんかモヤモヤ 考えてしまう
挙句に警護プログラム組まれて、人知れず山奥で暮らす ってモチベーションの結末がこれっ?
でも正にこれが、社会派監督の思うつぼなのかも、客に「考えさせる」のが、社会派の真骨頂ってか
でも、何でこの人がこういう事をやったんだろうって考える時にそのきっかけのモチベーションが見えないと
ついていけないのよねー
考えさせるポイントは、そのきっかけがわかった上での、もっと深いところであるべきと
思うんやけど 話が進んで行くと面白いのは面白し、掘り下げてってるのは分かるけど、
”きっかけ”がわからないまま、観進めちゃうことに
結局、最後はうつろな目をした主人公が中空を見つめる みたいな
がんばれよ 社会派っ!
なんてね でも、彼は偉大なる「12人の怒れる男」を撮った監督さんですから たっぷり2時間47分、
魅せてくれました 楽しませてくれました