5/30 マルチェロ・マストロヤンニの「黒い瞳」公開!
◆ マルチェロ・マストロヤンニ
マルチェロ・マストロヤンニ(1924年9月- 1996年12月)は、第二次世界大戦後のイタリア映画を代表する二枚目スターで、国際的な人気を博している。フェデリコ・フェリーニ監督作品や「ひまわり」等でソフィア・ローレンと多数共演している。またカトリーヌ・ドヌーヴとの間に生まれた娘キアラ・マストロヤンニは、父親にそっくりの男顔の女優。1930年代に生まれたフランスのアラン・ドロンやジャンポール・ベルモンドより少し年上だが、アクションというより喜劇・悲劇等のドラマで活躍した重鎮である。特別好きな俳優というわけではないが、その華やかな位置づけはダントツで、本当に映画を愛した人だと思う。
昨年は生誕100年で、各種の賞を受賞した「黒い瞳」が4K修復したのは嬉しい。5/30から公開される。
実は、昨年末からイタリア映画鑑賞にも力を入れており、TITLEのイタリア映画旅行編で、公開作品リストを追って結構追加で鑑賞し25作品は観ている。中でも「黒い瞳」(1987)は観たい作品Topだった。
◆マストロヤンニが出演した、私の好きな作品
原作がフランスのカミュの「異邦人」はフランス語版がないので、アンナ・カリーナと共演したイタリア語版でも、まあまあ気に入っている。またジャンヌ・モローと共演した作品はひいきめ。
・白夜 Le notti bianche (1957年)
・夜 La notte (1960年)
・イタリア式離婚狂想曲 Divorzio all'italiana (1962年)
・異邦人 Lo straniero (1967年)
・恋人たちの場所 Amanti (1968年)
・ひまわり I Girasoli (1970年)
・特別な一日 Una giornata particolare (1977年)
・ジンジャーとフレッド Ginger and Fred (1985年)
・スプレンドール Splendor (1989年)
・こうのとり、たちずさんで The Suspended Step of the Stork (1991年)
◆「黒い瞳(Oci ciornie)」(1987)の概要
ニキータ・ミハルコフ監督、マルチェロ・マストロヤンニ、シルヴァーナ・マンガーノ、イングリッド・バーグマンの娘イザベラ・ロッセリーニが出演する。イタリアとロシアの合作。音楽はフランシス・レイが担当。
チェーホフの『小犬を連れた貴婦人』他を基に、ロシア人の人妻に恋をしたイタリア男の物語として、ミハルコフがイタリアに招かれて撮った。やはりマストロヤンニ主演の「ひまわり」そっくりの展開と言える。大銀行家の娘の入り婿となった主人公は放蕩三昧に暮らし、地方の湯治場で出会ったロシア女性アンナと一夜を共にし去った彼女を追う。身辺整理をして必ず戻ると彼女に告げローマに帰るが、妻の破産が彼を待っていた。アンナとはそれっきりに……。
◆関連の投稿
・サクラと「白夜(Quatre Nuits d’un Reveur)」(1971)
https://community.discas.net/announcements/gomj2k4kfdf5cgxh
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投稿を表示「ひまわり」しか観たことなかったですけど、こうやって見ると、オシャレなだけでなく、現実的に起こりそうな人間ドラマが多いのかもと思いました。
難しそうだと敬遠してたのですが、見てみたいと思います。
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投稿を表示Stellaさん、フランス映画🇫🇷そうですが、イタリア作品🇮🇹もたくさんチェックされてるのですね!
ヨーロッパの感性は、素朴な作品であってもやはり洗練されてるイメージです✨過去作の4K修復版、うれしいですね