【実在】ドロップの達也が帰ってきた!
品川ヒロシ監督(品川庄司)の最新作「OUT」が現在公開中
「喧嘩すんのにそんなに理由が必要かよ」
監督の自伝映画「ドロップ」で迷言連発し、荒れ狂う姿が印象的だった達也が帰ってきた!
ドロップがまだの方はこちら
【最新作OUTを観る前にドロップをミロ🐈】
今回は監督の長年の親友であり、自身の半生をモチーフにした大人気コミック「OUT」の原作者、
井口達也さんのその後を描いた青春映画「OUT」をご紹介します
「OUT」
2023年公開(現在公開中) 129分
監督:品川ヒロシ
脚本:品川ヒロシ
原作:井口達也 みずたまこと
キャスト:倉悠貴
醍醐虎汰朗
与田祐希
水上恒司
次、喧嘩をしたら一発アウト
ヒロシ(品川監督)が町を出てからも
勢いを失うどころか、余計に勢力が増していった達也は少年院にいた
毎日来る日も来る日も、延々と折鶴を折らされる日々
今まで本能のままに暴れまわってい達也にとって
そこは地獄以外の何物でもなかった
そしていよいよ、少年院を出る日がやってきた
「もう、戻ってくんなよ」
教官のはなむけの言葉もむなしく、
少年院の前でちょっかいを出してきた学生たちとすぐさまもみ合いになり
出所したその日に出戻りするはめに…
そしてもう一度、少年院を出る日を迎える
「次に喧嘩をしたら、一発アウトだぞ」
達也にとって、恐らく一番難しく苦しい状況の中
焼肉屋を営む親戚夫婦のもとで、働くことに
「お前はバカだが、クズじゃない」
そう言葉をかけてくれたおじさん、おばさんに対し
達也は恩返しができるのか
新しい生活がはじまった
達也がみつけた、喧嘩をする「理由」
喧嘩をしたら、一発アウトとなれば、喧嘩をせずに暴れればいい
という単純な発想から、法を抜けるかのごとく、コンビニで衝突したガタイの良いヤンキーと
タイマン、いや、相撲をとることに
「これは相撲だかんな!喧嘩じゃねぇからな!」
そんなこんなで久しぶりにめいっぱい体を動かした達也は
闘いが終わるころには、すっかり相手と友情が芽生え、相手が「斬人(きりひと)」という
ヤンキーグループの副総長であることを知る
ヤンキーたちとつるむことも禁止されていた達也だったが
新しい町で知り合いもいなかった彼には、副総長である要(かなめ)が最初の友達に
要に誘われ、ヤンキーのたまり場だったボーリング場へ行ってみたはいいものの
そこは一歩歩けば喧嘩にぶつかるというような
今の達也にとっては、よだれが出そうな場所、いや、危険な場所だった
しかし、少年院あがりの彼を引き取ってくれたおじさん、おばさんの顔がちらつくのも
また事実
「喧嘩すんのに、そんなに理由が必要かよ」
が口癖だった達也
そんな彼がみつけた、喧嘩をするための理由とは…
🐈ここミロポイント🐾
「このキャストさん、誰だろう?え?あの時のあの役の方?」
何度もそう思ってしまうほど、出演者さんたちの役作りが凄くて、
特に中学聖日記での黒岩くんを演じた水上恒司さんは、はじめ全く気付かなかったほど
見た目も声もガタイも別人
「水上さんに似てるなぁ…、でも、違うか」
本気で何度もそう思ってしまいました
そして、斬人の総長であるあっちゃんを演じた醍醐虎汰朗さんの
小回りと足を器用に効かせたキレキレのアクションが本当に最高で。
少し心に闇を抱えた感じのキャラクターなところも魅力で、
他のヤンキーたちのそれぞれのバッググラウンドストーリーも知りたくて仕方がない
前日譚であるドロップでは、クスっと笑ってしまうコメディ色が強めでしたが
アウトでは、ちょこちょこ和む笑いが挟まれてるものの
以前よりもアクションシーンに力を込められていた印象で、ものの見事にスカっ!!とさせられました
しかも、今回は主人公達也が、ずっと喧嘩を我慢しなければならなくて、
それゆえ観客も、達也と同じくクライマックスシーンまでは、グッとおあずけをくらうことに
その効果も助長して、一番盛り上がる場面では
「キターーーーーー」と、劇場にいた誰もが心の中で熱狂していたはず
正直、ドロップのときは痛々しすぎる喧嘩シーンの数々に
「お母さんから大事にもらった身体を、そんな危ない目に遭わせて…」
と、謎に親目線で身を案じてしまっていたのにもかかわらず、
今回のアウトを観るときには、「達也はやく暴れてくれないかな」と
心なしか期待してしまっている自分がいました(笑)
喧嘩、というか暴力はよくないことではありますが、
アウトの華麗で豪快で痛快なアクションシーンには本当に惚れ惚れしてしまいます
達也は果たして「アウト」にならずに、無事更生できるのか?
ぜひ、劇場でご覧ください!
品川監督の最新不良アクション映画「OUT」は絶賛公開中
ミロシネマ🐾
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