スカーフェイス　Scarface 1983

この映画、バイオレンス描写が凄いのは分かっていましたが（チェーンソーとか）、また、
年を喰って、そういうのには若干ビビットになってるのは自覚してますけど、観返しました

終始、詰まんなそうな顔してる　パチーノにいさん　IN　スカーフェイス
悪知恵の働くパチーノ兄きが、のしあがった話なんですが

スクリーンプレイはオリバー・ストーンだから、話のベースにはキューバの政変と米国へ流れ込んだ難民問題がありまする

冒頭、派手なチンピラ・スーツにシャツの前ボタン全開けの『アマデウス』のサリエリ登場だー　オーマイガー　
貴族コスチュームの記憶に引きずられて、笑ってしまう　出落ち　やんか

他にも『刑事コロンボ』のゲスト犯人役で出てきそうなおっちゃんがいっぱい出てくる

でもやっぱり、アル・パチーノ　迫力あるわー　それでもって、頭が切れて、俯瞰で自分が置かれてる状況が見えてる
やっぱりオリバー・ストーンの脚本とデ・パルマのサスペンス・マネジメントがパチーノの迫力をより盛り上げてるんでしょうねー
単なる成り上がり物語ではないですよね

中盤からパチーノのフェースの「スカー（傷）」が凄みを帯びて映ってくる
これって物理的にメイクをかえてるのかな？　グラデーション的に段々と目立ってきて、生き物のような

で　ミシェル・ファイファー　ギスギスギッチョンの麻薬マフィアボスの女
華奢な背中が　切ない

こんなにかっこよくスピーカーフォンを使うシーンは観たことない
コカイン極太ライン一気のバキュームでコロンビアの麻薬王と罵倒バトル　そして　WAR

かわいそすぎる　すっごい銃撃戦　The World is yours が悲しい

オマケ