エイプリルフールズ　2015年公開。

作品解説

「鈴木先生」「リーガルハイ」の人気脚本家・古沢良太が「キサラギ」以来となるオリジナル脚本で贈る笑いと感動のエンタテインメント群像コメディ。エイプリルフールについた7つの嘘が発端となった7つのエピソードが、同時進行で複雑に絡み合い、予測不能の結末へと展開していくさまを、戸田恵梨香、松坂桃李、ユースケ・サンタマリア、富司純子、里見浩太朗をはじめとする豪華キャストの共演で描き出す。監督は「リーガルハイ」で古沢良太とタッグを組み、本作が映画監督デビューとなる石川淳一。（TSUTAYA DISCASより引用）

4月1日はエープリルフール。1年に1一度、「嘘」をついていい日。

その嘘が7つのエピソードに分かれたオムニバス作品。

7つの嘘のエピソードとは・・・

嘘！（その1）

イタリアンレストランでの大惨事

院内の清掃員をしている今作のヒロイン新田あゆみ(戸田恵梨香)はワンナイトラブな関係を持った

外科医の牧野亘（松坂桃李）へ妊娠したと連絡をする。しかし今日はエープリルフール、悪い冗談として全く取り合わない。そんな亘に対して、あゆみはある行動に出る。。

嘘！（その2）

ロイヤル夫妻の休日
櫻小路夫妻(里見浩太朗・富司純子)は高貴な家柄を感じる夫婦。その運転手(滝藤賢一)が夫婦のお忍び的なデートの案内人になり、初めてのハンバーガー店に行くことに・・・

嘘！（その3）

不器用な誘拐犯
仁義を重んじるヤクザの宇田川勇司(寺島進)は、少女・理香(浜辺美波)を誘拐する。しかし誘拐するも

金銭の要求などもない・・・理香の母である絵里子(山口紗弥加)が誘拐犯の似顔絵を見て・・・
 

嘘！（その4）

占い老婆の真実
過去に心の傷を負った影のある風貌の刑事・小野(高嶋政伸)は、除霊師の老婆(りりィ)が詐欺をはたらいているという情報を得る。ツキの無い救急隊員(岡田将生)から大金を巻き上げているところに遭遇し、老婆を連行し取り調べを行う。友人から、あるレストランで人質事件が起きた！と連絡を受けるも「毎年、エイプリルフールにつく嘘」として取り合わない・・・しかし・・・。
 

嘘！（その5）

42年ぶり涙の生還
少年の時、父親と漁に出て遭難し長年、行方不明になっていた男(生瀬勝久)。その男の幼馴染(千葉雅子)は行方不明後、捜索活動や神社での参拝を行った結果、ある島で発見される。。42年ぶりに男は帰国し、感動の再会を・・・果たすも。。

嘘！（その6）

僕は宇宙人
宇宙に興味ある引きこもり気味な中学生(浦上晟周)はあるホームページを見て、特性を自分に重ね合わせた所、宇宙人との交信が出来る”！と思いこむが。

嘘！（その7）

ある大学生の行末
大学生で友人同士の松田(窪田正孝)と梅田(矢野聖人)。2人は特別何かをすることもなく一緒に時を過ごしていた。しかし梅田はある悩みを抱えていた。その悩みを松田に伝えるも・・・・

この7つの嘘は微妙に絡み合い、ストーリーが進んでいく。伏線回収が絶妙な古沢ワールドの軽妙さがたまらない。中でも嘘！（その3）不器用な誘拐犯は心をもっていかれる。北野映画ファンとしてむき出しの「寺島進」を感じる作品。

ちなみにこの作品の構想は7年の歳月をかけて作られた。

この作品をより楽しめるドラマ「リーガルハイ」私は半沢直樹よりリーガルハイ派です。

ダメ沢さん！ごめんなさい(笑