イブには彼からの電話が・・・☎️
今月のお題:クリスマス映画とのことで「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年 スティーブン・スピルバーグ監督)」をとりあげてみます。
実在の天才詐欺師フランク・アバグネイルjr.をレオナルド・ディカプリオが演じたこの作品、クリスマス映画ではありません。
ですが、作中に4回ほど(たぶん!)クリスマスイブの夜🎄が登場し、その反復が効果的に使われています。
本物の偽物を描いたドラマ
1964年、16歳のフランク・アバグネイルjr.は大好きな両親の離婚にショックを受け、ニューヨークの自宅から出奔。あるときハイクラスの職業人がいかに世の中から信用されるかを垣間見たことから、有名航空会社のパイロットになりすまし偽造小切手で現金をgetします。
その後も医師や弁護士を騙り、21歳までの間に偽造小切手だけで稼いだ金額は400万ドル以上(フランク・アバグネイル本人による回顧録「世界をだました男」(原作)によれば「250万ドル」)と桁外れ。
とてつもなく優秀な頭脳の持ち主であろう少年は、その才能を犯罪で発揮してしまうのです💦
本作は驚愕の実話&痛快なドラマでありつつ、彼の孤独な青春を描いた作品でもあります。
たびたびのほろ苦いイブ
逃亡先のホテルでひとり偽造小切手づくりに明け暮れ、婚約にまで至った恋人さえも自分の正体を知らず・・どう考えてもかなりクレイジーな状況です。
そんなフランクはクリスマスイブになると、自分を追っているFBIの刑事、カール・ハンラティ(トム・ハンクス)にたびたび電話をかけてしまいます。カールはフランクの孤独を見透していました。
※数年後、フランスに逃れていたフランクがついに逮捕されるのも、クリスマスイブ。そしてFBIに伴われアメリカに送還されたフランクが逃亡をはかるのも別のイブの夜🎄となっています。
イブの電話については、先述の「世界をだました男」に記載はなく、スピルバーグの演出だと思われます。この演出はフランクが抱えていた寂しさ、人恋しさを浮き彫りにし、彼の憎めないキャラを際立たせていますね・・!
ディカプリオ出演作は必ずみる私、本作は中でもかなり好きな作品。レオ様は当時20代後半にさしかかっていたものの、ティーンを演じても違和感無く、美しい少年という風情でまぶしいです✨
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示これは未見です!
スピルバーグ、本当に多作ですよねっ。しかもクオリティはどれも高いし、
本作、コラム拝読して、かなり面白そうでした!!
正月休みに入ったらゆっくり見てみようと思います!
素敵な映画のご紹介ありがとうございますっ
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示