「タンゴの後で」を、大宮OttOで鑑賞!
◆はじめに
12月5日に開催予定の♪シネマ・フランセにご参加下さる親しい方と、メールのやり取りをしていて、決まっているフランス俳優&女優の4名以外で、代表作品をご紹介する女優さんとして、アナマリア・ヴァルトロメイを追加することにした。
いや、まさに旬の人。先週16日(日)には「モンテクリスト伯」を鑑賞し、Discasでは「あのこと」を2回目として鑑賞した。そして、見逃していたが、主演を演じた「タンゴの後で」を、まだ上映している大宮のOttOまで出かけて、昨日(22日)鑑賞することができた。本当にアナマリアの1週間だった。
◆アナマリア・ヴァルトロメイ
3月に、横浜フランス映画祭2025のイベント「モンテクリスト伯」で、本人が監督たちと一緒に来日していて、写真撮影できたので、その記事で、ご確認下さい。ルーマニア出身ではあるが、フランス国籍も持っている様子。
https://community.discas.net/announcements/3mlzqx3065oqdon0
◆「タンゴの後で(Maria)」(2024)
公開当時、作品として高い評価を受ける一方で、過激な性愛描写が物議を醸したベルナルド・ベルトルッチ監督の代表作「ラストタンゴ・イン・パリ」で主演マーロン・ブランドの相手役に抜擢され、トップスターとなった若手女優マリア・シュナイダーは、撮影での苛烈な経験がトラウマとなり、その後の人生に大きな影を落としていく。本作は、マリア・シュナイダーのいとこでジャーナリストのヴァネッサ・シュナイダーが映画の舞台裏とマリアの波乱の人生を綴った作品を、映画化した伝記ドラマで、監督はジェシカ・パルー。共演はマット・ディロン、ジュゼッペ・マッジョ、マリー・ジラン。またマリアは俳優ダニエル・ジェランと愛人との間にできた長女。
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◆マリア・シュナイダーの父:ダニエル・ジェラン
主演で出演していることもあり、存在感のある俳優。割と軽い役柄が多いが、個人的には「パリは燃えているか?」や「ライオンと呼ばれた男」等で、ベルモンド等と親しく共演し好演していると思う。この映画では、シャルロット・ゲンズブールのパートナーのイヴァン・アタルが演じている。
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◆ベルトルッチ監督
いうまでもなく、数々の名作を残した、スケールの大きいイタリアの監督。
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◆ヴァルトロメイの印象
実際のマリア・シュナイダーに較べると美しすぎるが、いつも芯が強くしっかりもので、誰にも演技できないような役柄を恐れず演じている。「モンテクリスト伯」では、謎めいた素敵な女性のエデの役で、エキゾティックな香を漂わせた。粗野な役も、エレガントな役もこなせる、26歳にしては大人っぽい。今後も目が離せない女優である。
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♠「ラストタンゴ・イン・パリ」について(一言)
過激なテーマでもあり、著名な俳優も断ったという。またドミニク・サンダに声がかかっていた様でもある。マーロン・ブランドもマリー・シュナイダーも、ポルノ映画の様に扱われ有罪になったというので、本当に俳優業はリスクが高いことを、今の時世では心得ておく必要があるだろう。マーロン・ブランドの奥さんからは、子供の親権迄取り上げられたとされ、本当に気の毒なことである。しかしながら、あのガトー・バルビエリのタンゴの名曲は、作品に、よりドラマティックな印象を与える。
❤「タンゴの後で」のこぼれ話
上映後に、鑑賞者から、”バターの**”と皮肉めいた声をかけられたり、この作品へはトラウマがあったのであろうが、「さすらいの二人」は気に入った作品だったと話している。
◆大宮OttO(オット)
おしゃれな映画館(50席のミニシアター)で、清潔感があり、こじんまりしたカフェも素敵。5F建てのシェアハウスでもある。(また#Foyerさんからも、既に投稿がされている映画館になる。)
今回は、あまり初演から時間をおかずに鑑賞したかったので、間に合ってラッキーだった。
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ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示大宮まで行かれたとは、Stellaさんの情熱はさすがです✨
この作品、近場では上映されないので私は配信かレンタルできる日を楽しみにしてます👍 マリア・シュナイダーのいとこにあたるひとが監督なんですね