ヒロインに恋した映画 ① 「ファール・プレイ」
日付:1979/9/26
タイトル:ファール・プレイ | FOUL PLAY
監督・脚本:Colin Higgins
劇場名:福岡中州ピカデリー1 (閉館) 同時上映は「ウォリアーズ」
パンフレット:あり・中古(¥300)
お目当ては同時上映の「ウォリアーズ」(ウォルター・ヒル監督)の方だった筈。
ですが、先に上映されたこちらの作品の開始5分過ぎ。初対面のトニー(チェビー・チェイス)の下手なアプローチを袖にしてドライブを決め込むグロリア(ゴールディ・ホーン)が、バリー・マニロウの主題歌"Ready to Take a Chance Again"のちょっと切ない調べと共に海沿いのワインディング・ロードを駆け抜けるシーンでやられてしまった。開始早々に、この映画とG.ホーンの両方に恋してしまいました。
冒頭のシーンに始まり、グロリアに次から次へと災難が降り掛かる展開はまさにヒッチコック・タッチ。ただ中盤以降はドタバタな要素をどんどん投入してきて、そんなこんなもひっくるめてちょいとB級なテイスト。この映画のタイトル含め、監督の狙い通りにも思えます。
1945年生まれのゴールディ・ホーンは出演当時30代前半。2人目の夫との間に初めての子供を出産後(1976年)、これが復帰作だとパンフレットに書いてありました。どこか世間知らずで天然でキュートな役が似合う彼女の魅力にハマってしまいましたが、今観ても、下唇を噛んではにかむような笑顔にキュンとしちゃいました。
サタデー・ナイト・ライブ出身のチェビー・チェイスはこれが映画初出演。そしてサスペンス・コメディ映画であるこの作品のコメディ・パートで本作を盛り上げる最重要人物、スタンリーを演じたダドリー・ムーアは、これがハリウッド・デビューと言っても良い(本作の見どころのひとつ、スタンリーの秘密基地の爆笑ネタを、後年ホイチョイが「彼女が水着にきがえたら」でもろパクリしていて、そっちは全然笑えなかった)。
そんなクセのあるメンバーを起用して本作を成功に導いた監督のコリン・ヒギンズは、なんとこれが初監督作品。まるで百戦錬磨のような演出振りにも思えます。本作を含め、監督作品は僅かに3本(「9時から5時まで」も彼の作品)。1988年に47歳の若さで亡くなっていました。
G.ホーンは本作以降、日本でも人気がでてちょっとしたブームが起こり、「プライベート・ベンジャミン」に「昔みたい」と立て続けに彼女の主演作が公開されて、いずれも佳作でした。それ以降の作品を劇場公開時に結構観逃がしているのを、今も後悔しています。
この年の1月に公開され、同時上映された「ウォーリアーズ」とのカップリングで再び上映された際にはパンフレットが売っていなかった。後日ヤフオクにて購入。
<CONTENTS>
・スタッフ/キャスト
・解説
・ストーリー
・監督
・スター・メモ
・プロダクション・ノート
オペラのシーンはN.Y.C.オペラの本職の方々だそうです
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投稿を表示「シャンプー」・・・ありましたね。見てないですが、覚えてます。ちょいと話題だったはず、確か、私が中学の頃じゃなかったかしらん。
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投稿を表示ゴールディ・ホーン、ホント、可愛くて素敵でしたよね。今や年取ってジジィ監督のスピルバーグの初期作品「続!激突 カー・ジャック」もゴールディ・ホーンでしたよね。
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