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cine-ma
2024/02/28 10:19

今年のオスカーの行方は?

日本で一番話題になる映画の祭典と言えば、やっぱりこちら。ただ地球の裏側の日本では公開が間に合っていない作品も多数。いや、オスカー受賞を手土産に観客動員数を伸ばす配給元の戦略ですかね?
そもそも賞レースには興味ないのですが、イベントとしての楽しさに溢れたこの祭典の中継は毎年楽しみにしています。同時通訳の難しさも午前中の生放送から学びました。鬼籍に入られた映画関係者を偲ぶコーナーは、毎年しんみりしてしまいます。そして名優たちが残してきた気の利いたコメントの数々(個人的にはダスティン・ホフマンが「クレイマー、クレイマー」で主演男優賞を受賞した時のスピーチとかメチャ記憶に残ってます)。

今年は日本の作品も多数ノミネートされ、更に興味を引く回となりました。未見なだけでなく作品自体の情報を事前に確認しない私がろくな予想をしようもないのですが、観賞分の作品を軸に予想屋気取ってみました。
◎本命
○対抗
△穴

<作品賞>
大本命と目されている「オッペンハイマー」が未だに未公開。日本にも関わりの深い作品なだけに残念です。ノミネートされた作品の中で私が観た3作品の中には、これに対抗できそうな作品が見当たりませんでした。

  アメリカン・フィクション(未見)
落下の解剖学
 バービー
 ホールドオーバーズ(仮題)(未見)
 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(未見)
 マエストロ その音楽と愛と(未見)
◎オッペンハイマー(未見)
 パスト ライブス 再会(未見)
 哀れなるものたち
 関心領域(未見)

<監督賞>
こちらも未見だらけですが、クリストファー・ノーランに対抗できるのはカンヌで受賞した2作品の監督でしょうか。
○ジュスティーヌ・トリエ(「落下の解剖学」)
 マーティン・スコセッシ(「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(未見))
◎クリストファー・ノーラン(「オッペンハイマー」(未見))
 ヨルゴス・ランティモス(「哀れなるものたち」)
△ジョナサン・グレイザー(「関心領域」(未見))

<国際長編映画賞>
作品賞にもノミネートされた「関心領域」が大本命なのでしょうが、「PERFECT DAYS」が受賞しても何ら驚きません。
  Io Capitano
PERFECT DAYS
 雪山の絆
 ありふれた教室
◎関心領域

<長編アニメ賞>
ノミネートされた日本作品中、最も受賞する可能性が高いのがこちらの作品では。対抗馬も強敵そうですが、続編だしなぁ。ただあの英語タイトルはちょっと・・・。
君たちはどう生きるか
△マイ・エレメント
 ニモーナ
 ロボット・ドリームズ
○スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース

<視覚効果賞>
ノミネートされただけでも凄いことだと思います、「ゴジラ-1.0」。勝ち目があるとしたら、キラー・コンテンツであるゴジラの素朴なド迫力を評価する隠れファンがどのくらい投票者に潜んでいるか次第でしょうか。あと予告編を観て「ナポレオン」に△打っちゃいました。
◎ザ・クリエイター 創造者
ゴジラ-1.0
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3
 ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE
△ナポレオン(未見)

今年は早い時間から日本作品の出番が回ってきそうです。
“And the Oscar goes to…”のそれぞれの行方を楽しみにしたいと思います。

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2 件の返信 (新着順)
じゅーん バッジ画像
2024/03/03 20:05

この予想表楽しいです!
本来ならオッペンハイマー観てから言いたいですけど、きっと獲るんでしょうね。
日本の作品もどれか獲ってもらいたいですねー。


cine-ma
2024/03/11 11:24

じゅーんさん
コメントありがとうございます。
「オッペンハイマー」、前評判通り強かったですね!
日本の作品も大健闘!夜の編集字幕版の放送が楽しみです♪

LOQ
2024/02/29 22:56

フジテレビ系列からNHK WOWOWと完全放送されるようになってから、
たしか1987年『 ラストエンペラー 』のころから毎年観てます。

ビリー・クリスタルとウーピー・ゴールドバーグが交互に司会していた頃が懐かしい古い世代です。
よくも悪くもハリウッドらしい虚栄と華やかさがあり、司会者やプレゼンターも台本と演出がちゃんとあって、ショーとしての華があり、銀幕感があって古い先人に対する経緯がありました。



白いオスカーと批判を受けて多様性が進んだけど、逆にハリウッドの一体感がうすれ、同時代としても歴史としても分断を感じます。
今は発言の自由度が増えましたが、素を見せてどうするの。 プレゼンターもオーディエンスもちゃんと互いに敬意を見せてショーを盛り上げたらと思います。

視聴率が悪いので、逆にテレビのコンテンツ化がより露になって、時間の短縮に追われ主要部門以外のプレゼンテーションがおざなりになってるように僕は感じています。
ここ数年の授賞式は個人的には年々つまらなくなってます。

どの作品も未見ですが、『 オッペンハイマー 』に獲ってほしいけど、監督賞はともかく作品賞と主演女優賞は『 哀れなるものたち 』のような気がします。
『 女王陛下のお気に入り 』は作品に品格がないと感じて大嫌いな映画でしたが、ぼくの感覚がもう古いのでしょう。

と愚痴ってしまって失礼しました。


cine-ma
2024/03/01 08:26

LOQさん
コメントありがとうございます!
エマ・ストーンの受賞は、私も大いにあるような気がします。マーク・ラファロも存在感ある演技だったと思うのですが、意外と本命視はされてないのは他作品の候補者が強力なんでしょうかね?(ライアン・ゴズリングはさすがにない気がしますが)
ヨルゴス・ランティモス作品は今回初体験だったのですが、私は本作で「作品に品格がない」と感じてしまいました(笑)。