ほろにがメモリーな夏映画3本
《グダグダゴタゴタな「海辺のポーリーヌ」》
1本目はエリック・ロメール監督、1983年の作品です。
明るい日射しがとにかく夏! 海辺の風景が美しい作品です。
15歳の少女ポーリーヌ(アマンダ・ラングレ)は年上の従姉妹マリオン(アリエル・ドンバール)と、フランス・ノルマンディ地方の別荘に訪れ、一夏を過ごします。
主人公はポーリーヌですが、マリオンがふたりの男性の間でグダグダやりとりする様子が物語の大半を占めています。
グダグダとはいえ、会話の雰囲気がなんとなくウディ・アレン作品風な感じで面白い。
マリオンは経験も豊富で恋の上級者?のはずなのに悪い男にだまされ、優しい男友達からの求愛に目もくれず・・
エリック・ロメール作品で多数描かれている「追いかけられると逃げたくなる心理」がここでも炸裂・・!
初々しい少女ポーリーヌはそんな一部始終をみていないようでみています笑
しょうもない男女のゴタゴタを描いていますが、ついひきつけられます。
《「INBETWEEN DAYS」で80年代へ 「Summer of 85」》
フランソワ・オゾン監督の「Summer of 85」(2020年)もフランス・ノルマンディの海辺が舞台。
16歳の少年アレックス(フェリックス・ルフェーヴル)&少し年上のダヴィド(バンジャマン・ヴォワザン)、美しいボーイズのラブストーリーです。
THE CUREの「INBETWEEN DAYS」ではじまり、イントロからすでに80年代へと誘われる感がたまりません。
アレックスは内気で素朴な少年なのに対し、ダヴィドは欲しいものをどんどん手に入れたいタイプでバイセクシャル。なかなかの気まぐれ者であることも、ストーリーが進むにつれて判明します。
ひと夏の、駆け抜けるような恋。同じく「INBETWEEN DAYS」でラストが締めくくられます。切ない・・っ
《キケンなお仕事×キケンな恋
「HOT SUMMER NIGHTS」》
3本目は「HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ」(イライジャ・バイナム監督・2019年)。
A24製作の青春映画です。
※↑パンフレットについてたフォトカード🧡
1991年、マサチューセッツ州の海辺、ケープコッドが舞台。
父の死から立ち直れず、叔母をたよってこの町へやってきた少年ダニエル(ティモシー・シャラメ)が主人公です。
美しいビーチ目当てに訪れる都会人でもなく、地元民でもないダニエルはアウェイな存在だったのですが、ひょんなことから、地元で恐れられているワル、ハンター(アレックス・ロー)とつるむように。やがて薬の売人であるハンターの右腕となります。
さらにダニエルはハンターが溺愛する美しい妹マッケイラ(マイカ・モンロー)と密かに逢瀬を重ねます。「ハンターにバレたら半殺しにされる?!」そんな不安が終始つきまといます。
誰にも言えない仕事&恋にハマっていくダニエルの、キケンな夏。
ハラハラドキドキ感高めの作品です。
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投稿を表示夏、青春、恋愛に欠かせないティモシーはもうほろ苦さピッタリですね☺️たまにティモシーが出てくる恋愛映画を発したくなる時があります(笑)
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