「ザ・ホエール」(2022)
「ザ・ホエール」(2022)【文学史に残る名作を大胆にアレンジ】今年私は映画・小説共米国作品を主に選択しており、本作レンタルへ至る航路もメルヴィルが著した「白鯨」(岩波文庫刊・八木敏雄訳)再読を振出にジョン・ヒューストン監督の映画版鑑賞を中継したうえで辿り着いた鯨の生態に関する記述などを含め「事典」のような独特の構成を持つ叙事
「白鯨」(1956)
「白鯨」(1956)作家レイ・ブラッドベリ参加の脚本は要所を抑え海洋冒険物として手堅い仕上り。原作のイメージ損なわぬ配役は申し分なく特に船長エイハブに扮するグレゴリー・ペックは本から抜け出てきたかのよう。勇猛な南海人クィークェグも雰囲気十分だったがこれを演じた俳優がオーストリア人とは驚き。昭和流アナログ特撮を駆使した山