趣味は洋画
2023/07/02 12:00
懐かしき1960年代の映画「アメリカ編」
往年の名画を再見すると、当時の自分のおかれた状況や、周囲の様々な環境をも想起させてくれる。
「映画」とは不思議な魔力をもったアイテムだと思う。
まずは1960年代のアメリカ映画の名作を振り返り、その余韻に浸りたい。
「ウエストサイド物語」(1961年)
監督:ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス

ミュージカル映画史上に燦然と輝く名作。シャープな踊りと名曲の数々は世界の映画ファンを魅了した。同じく、アカデミー賞・作品賞受賞。
「2001年宇宙の旅」(1968年)
監督:スタンリー・キューブリック

<本作は英米合作ですが、アメリカ編で取り上げます>
SF映画の金字塔で、SFXを駆使した映像が印象的。
スタンリー・キューブリック監督の代表作で、セリフを極力抑え、映像に語らせる手法が斬新だった。壮大なクラシックの名曲が使われているのもいい。
「サイコ」(1960年) 監督:アルフレッド・ヒッチコック

恐怖映画の代名詞といえば本作だろう。人間の異常心理をテーマにし、アンソニー・パーキンスが見事にその期待に応えた。サスペンスの巨匠ヒッチコックの最高傑作。
「明日に向って撃て!」(1969年)
監督:ジョージ・ロイ・ヒル

こちら
最もノスタルジーに浸れる映画で、バート・バカラックのテーマ曲「雨にぬれても」は永遠の映画音楽。古き良き時代への憧憬の念、これに尽きる。
「荒野の七人」(1960年)監督:ジョン・スタージェス


黒澤明監督の「七人の侍」に惚れ込んだユル・ブリンナーが翻訳権を買取り、舞台をメキシコに置き換えて映画化した西部劇の名作。
7人のガンマンが村人を守るために、盗賊団と命がけの対決をする。
「アパートの鍵貸します」(1960年)
監督:ビリー・ワイルダー


出世のために自分のアパートを上司たちの浮気に提供する、しがないサラリーマン。
ある日、部長までが彼のアパートの鍵を借り、彼はめでたく重役に出世するかと思われたが...。
ビリー・ワイルダー監督の皮肉に富んだ絶妙なタッチが楽しいコメディ。
他にも「イージー・ライダー」(1969年)、「大脱走」(1963年)、「スパルタカス」(1960年)、「鳥」(1963年)、「ハスラー」(61年)等々、数多くの名作が生まれている。
ハリウッドは混迷期ではあったが、アメリカン・ニューシネマの台頭もあり、アメリカ映画の底力を感じる時代でもあった。
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投稿を表示当初、「アラビアのロレンス」を組み入れておりましたが、削除いたしました。
英米ほか数か国の合作映画と誤認していたため、本欄に取り上げたのですが、イギリス映画であると再認識し、削除した次第です。
失礼いたしました。
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投稿を表示「アラビアのロレンス」は英・米合作ですが、「アメリカ編」に組み入れてしまいました。
「ヨーロッパ編」への組み入れが適していたかもしれません。
反省(趣味は洋画)