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私の好きな映画

カニさん バッジ画像
2023/06/09 21:33

ユー・トーキング・トゥ・ミー ?

タクシードライバー」

承認欲求って 最近よく聞く言葉ですけど

この映画のラストシーンでタクシーのルームミラーを動かし、激しくシビル・シェパードの表情を確認しようとするデ・ニーロの所作は、早回し?かなんかの映像で表現されており、彼の承認欲求に対する必死さが伝わってくる

 

Photo by Silver Screen Collection - © 2013 Silver Screen Collection - Image courtesy gettyimages.com

 

映像の流れに加えられたアクセントは娼婦館突撃シーンでも、スローモーションを挟み込んだりして、息もつかせない

 

『タクシードライバー』© 1976, renewed 2004 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

 

映画の時間の流れの中、この2か所の時間のひずみは、いつまでたっても強く心に残っております

 

 

デ・ニーロ的には、(ベトナムに続く2回目の)〝戦争”の後、転がり込んだご褒美を確認することは超ー大事。そらー必死になるわなー

 

レンタルは コチラ です

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1 件の返信 (新着順)
LOQ
2023/06/20 00:39

こんばんは。

最初、この映画観た時よくわかりませんでした。
でもその後名画座を含めくりかえしくりかえし観たヘビロテ映画となりました。
20歳代後半は『 時計仕掛けのオレンジ 』と2トップでした。
鬱屈した男子の映画ですね。

仕事もなく、彼女に振られたポール・シュレーダーが短期間で一気に書き上げ、
人生を叩きつけた脚本です。
バーナード・ハーマンの遺作でサントラレコード持っています。


カニさん バッジ画像
2023/06/20 09:46

脚本 ポール・シュレーダーなんですね 気をつけてクレジットを見てなかった!
Mishimaとキャットピープルは観てます モスキートコーストも監督しているのですね
なんかテーストが全然違う(笑)
サントラよいですね タクシードライバーと言えば、まず あのサックスが、脳内で鳴ります
冒頭のマンホールからの蒸気をタクシーが切り裂いていくシーンでなっていた打楽器がフィーチャーされた曲も何かが起こりそうで好きです

LOQ
2023/06/20 16:40

お読みになる第三者の方のためにデータ的なことを書きますと、

ポール・シュレーダーは、厳格なキリスト教の家庭に育てられ、大学入るまで映画を観させてもらえませんでしたが、その反動で兄レナードともども映画業界に入りました。
彼の脚本作品では『 レイジング・ブル 』 ローリング・サンダー 』が好きです。
奥さんはウディ・アレン『インテリア』で次女を演じたメアリ・ベス・ハート。

兄レナードは同志社大学に学び、奥さんも日本人で『 ザ・ヤクザ 』『 太陽を盗んだ男 』『 男はつらいよ 寅次郎春の夢 』『 ションベン・ライダー 』『 蜘蛛女のキス 』に関わってますね。  

『 MISHIMA 』は三島由紀夫夫人の意向と右翼の反対で日本では未公開ですね。
製作は角川春樹の向こうを張っていた頃の山本又一朗。
輸入盤はレンタルビデオで観たことがあるので、もう一度みたいです。

『 タクシー・ドライバー 』の製作はジュリア・フィリップス。
『 スティング 』と『 タクシー・ドライバー 』と『 未知との遭遇 』を作った人です。

こんなことまで書くのもドンピシャ世代ですから。 (笑)