最高のブラックジョーク映画「キング・オブ・コメディ」
最高のブラックジョーク映画「キング・オブ・コメディ」今回、淀川嘘治が紹介する映画は、ロバート・デ・ニーロ主演の「キング・オブ・コメディ(1982年)」です。監督は、「タクシー・ドライバー(ニューシネマの名作!)」「レイジング・ブル(破滅的な人生!)」「グッドフェローズ(マフィアのゲスな現実!)」「ケープ・フィアー(恐怖のストーカー!)」「沈黙-サイレ
歴史に埋もれた先住民虐殺事件をあぶり出した力作~キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン~
歴史に埋もれた先住民虐殺事件をあぶり出した力作~キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン~面白かった。でも、長い!3時間26分はさすがに長い! スコセッシさん、作る映画がどんどん長くなってませんか?アカデミー賞でも司会者にこの作品の長さをいじられていましたよね(笑) あ、でも、2019年の「アイリッシュマン」が210分だからこの映画の方がちょとだけ短いです(;^_^A 今年のアカデミー
【実話】人種差別が引き起こしたおぞましい連続殺人事件
【実話】人種差別が引き起こしたおぞましい連続殺人事件「これからは私のことをキングと呼びなさい」 「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」 2023年公開 206分 監督:マーティン・スコセッシ脚本:エリック・ロス原作:デヴィッド・グランキャスト:レオナルド・ディカプリオ ロバート・デ・ニーロ リリー・グラッドストーン 「連続殺人事件」を描いたフ
【ネタバレなし】やはり覚悟が必要な206分
【ネタバレなし】やはり覚悟が必要な206分206分 この上映時間だけだと、なかなか手を出しづらい。 しかし、、、 実話・レオ様・スコセッシ このパワーワードで映画好きは"鑑賞義務"を与えられた衝動に駆られる。 実際に206分、僕の腰とお尻を捧げて鑑賞してきましたのでネタバレなしの本作の魅力を感じてください。 キラーズ・オブ・ザ・
アメリカの警官と消防士にはアイリッシュ系が多い いわんや マフィアをや
アメリカの警官と消防士にはアイリッシュ系が多い いわんや マフィアをやディパーテッド(C)2006 Warner Bros. Entertainment Inc.冒頭から出てくるわ出てくるわ、バットマンの初代?ジョーカー、デイモンに、ディカプリオ、TVシリーズ『ホワイトハウス』の大統領(マーティン・シーン)と、ウォールバーグ、ボールドウィンのお兄ちゃんの方、、、予算9
“THE 名画”選 ① 「タクシー・ドライバー」
“THE 名画”選 ① 「タクシー・ドライバー」中1の冬休みから観た映画を記録し続けていますが、当時はとても面白かった作品を久し振りに観返すと、あまり心に響かなかったり大して笑えなかったりする事があります。逆もまた然りで、2回目にして初めて心震えたり、生まれる前のモノクロ作品に圧倒される事も。そんな中から、個人的に時を超えてその“映画力”を感じた
ユー・トーキング・トゥ・ミー ?
ユー・トーキング・トゥ・ミー ?「タクシードライバー」承認欲求って 最近よく聞く言葉ですけどこの映画のラストシーンでタクシーのルームミラーを動かし、激しくシビル・シェパードの表情を確認しようとするデ・ニーロの所作は、早回し?かなんかの映像で表現されており、彼の承認欲求に対する必死さが伝わってくる Photo by Silver S
戦後、こころの焼け野原に神を想った作家。 その3
戦後、こころの焼け野原に神を想った作家。 その3問い その1 形あるもの。 物質や肉体、文字や表現が存在するのは、見たり触ったりできてわかりやすい。 では形がないもの、 人間が内面に持つ考えや感情、概念や印象、自分と他者の間の習慣、制度や関係など、見たり触ったりできないものは、存在しないのか。 問い その2 涙を流している人がいる。 では、そ
戦後、こころの焼け野原に神を想った作家。 その2
戦後、こころの焼け野原に神を想った作家。 その2僕は哲学も宗教もきちんと学んだことはありません。小説とか映画で宗教的な命題に接すると、その都度、雑学とさえ言えない断片的な知識を寄せ集めごちゃまぜにして、とりとめもなく我流で考えて過ごしてきただけ。 宗教で疑問に思うこと。悪いことをした人間が不幸な結果に終わった時、「 天罰 」「 因果応報 」と思
ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い
ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い外国のなまえの日本語表記の問題はむつかしい。 相手の国の発音を聞き取って、カタカナなどに置き換え外来語とするのだけど、別々の言語を元にした外来語は、同じものを指しても別のものと思ってしまう。 たとえばキリスト教の国では十二使徒にちなんで男性の名前を付けますが、イタリア語由来と英語由来では、