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私の好きな映画

tetsu8
2024/12/05 13:10

沢田研二の出演映画

ショーケンとくれば、次はジュリーだろうと言うことで沢田研二である。タイガースとしては取り上げたことがあるので、今回は沢田個人の活動についてである。
 

本名は澤田研二で、48年生まれ。ショーケンより2歳上。京都育ちだが、生まれは鳥取である。父親は長谷川一夫の内弟子だったこともあるという。京都の鴨沂高校を中退しているが、かなりのワルだったと言われている。大信田礼子は高校の同級生である。ちなみに、この学校の卒業生には山本富士子、田宮二郎、団令子、加茂さくらなどがおり、森光子は沢田同様に中退している。皇族も在籍していたことがあり、結構な名門のようである。
 

17歳の時に、岸部修三(現・岸部一徳)に誘われサリーとプレイボーイズ(ファニーズ→ザ・タイガース)にヴォーカリストとして加入した。
67年にザ・タイガースはデビューし、大人気となり、映画も世界はボクらを待っている」「華やかな招待」「ハーイ!ロンドンの三本が制作された。

クレージーキャッツのクレージーメキシコ大作戦(68年)にはソロでメキシコ人女優の恋人役として出演しているがノンクレジットである。また植木等主演の日本一のヤクザ男(70年)にも、流しの歌手として顔を出しており「侍ニッポン」を歌唱している。
 

71年1月にザ・タイガースは解散。翌月、萩原健一の項でも書いたPYGに参加。11月には「君をのせて」でソロデビューしている。72年の2枚目シングル「許されない愛」がヒットし、萩原の俳優活動も本格化してきた為、PYGは自然消滅していき、二人を除くメンバーは井上堯之バンドとして沢田のバックバンドを務めた。

 

この72年辺りから、少しづつ俳優仕事も行う様になっていく。何といっても太陽にほえろ第20話へのゲスト出演である。萩原扮するマカロニ刑事に射殺される犯人役を演じている。

映画では萩原の項でも書いたが天地真理主演の虹をわたってに出演。ストーリーに直接絡んでいるわけではないようだが、天地がたまたま居合わせた彼のヨットに乗り込み出発するが、台風の直撃を受け救出されるという役だ。

74年末に、沢田個人としては初の主演映画である炎の肖像が日活系で公開されている。監督は藤田敏八である。当時の日活はロマンポルノが主軸であったが、たまに一般映画が制作されることもあった。
沢田が演じる主人公・鈴木一郎ならぬ鈴木二郎は人気ロック歌手で愛称はジュリーである。つまりは虚構と現実が混在しているような作風となっている。共演は秋吉久美子、地井武男、大門正明、中山麻里、原田美枝子、悠木千帆(樹木希林)、朝丘雪路、佐野周二などで、加えて内田裕也や井上堯之バンド(井上、大野克夫、岸部一徳など)の面々も顔を見せている。

 

75年にはザ・ピーナッツの姉の方伊藤エミと結婚。年齢は伊藤が7歳上で、妹のユミの方は生涯独身だった。

その結婚直後にスタートした沢田主演ドラマが悪魔のようなあいつである。全17回で原作は「同棲時代」の上村一夫。68年に発生した三億円強奪事件だが、この75年12月に時効が成立することになっていた。その犯人こそが沢田演じる可門良という設定だ。妹役の三木聖子は渡辺プロ入社2カ月での抜擢で、もちろんデビュー作。歌手としても同時期にまちぶせでデビューした。「まちぶせ」は81年に石川ひとみがカバーシングルとして発売し、大ヒットした。
他の出演者は藤竜也、荒木一郎、安田道代、篠ヒロコ、金田龍之介、ディック・ミネ、伊東四朗、尾崎紀世彦、樹木希林、細川俊之、そして若山富三郎など。岸部修三(一徳)、大口広司、デイブ平尾といったGS仲間も出演している。岸部はこの時期に井上堯之バンドを脱退し、俳優に転向していく。また本作の主題歌として使用された沢田の時の過ぎゆくままにが大ヒットしている。
 

翌76年は映画パリの哀愁に主演。制作は所属の渡辺プロ(配給は東宝)で、フランスを舞台にしている。相手役のフランス人女優クローデーィヌ・オージェ007サンダーボール作戦(65年)ではボンドガールを演じている。他の共演者は浅野真弓、大口広司、大滝秀治など。

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1 件の返信 (新着順)
U子
2024/12/05 14:34

懐かしい…。
寅さんにも出てましたね🙂


tetsu8
2024/12/20 03:56

コメントありがとうございます。
半月放置してすいません。