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私の好きな映画

LOQ
2025/03/14 00:10

ボブ・ディランはお好き ?  ( 後 )

 

    

(c) 2024 Searchlight Pictures.

 

ボブ・ディランは1941年生まれ。 投稿時現在83歳。

ジョン・レノンが1940年生まれ。

レコード・メジャー・デビューは共に1962年でディランが3月 ビートルズがイギリスで10月。

全米ブレイクしたのはディランが1963年7~8月頃、ビートルズが1964年1~2月頃

ディランのアルバート・グロスマン、ビートルズのブライアン・エプスタインとマネージャーも超やり手でレジェンドになっているところも共通している。

 

ディランの出生名はロバート・ジマーマン。 ユダヤ系。 ミネソタ州生まれで炭鉱町育ち。

少年時代は繰り返し家出。

ウディ・ガスリーにあこがれ入院先を訪ねていったのは史実。

 

            ウディ・ガスリーのCD

        

  ウディ・ガスリーの伝記映画に『 ウディ―・ガスリー わが心のふるさと 』(1976)

 監督ハル・アシュビー ウディ―・ガスリーを演じたのはデヴィッド・キャラダイン。

フォーク・シンガーであり、1930年代ニュー・ディールの時代の社会運動家で

『 怒りの葡萄 』(1939年 監督ジョン・フォード )の主人公トム・ジョード( ヘンリー・フォンダ )が歌手になったような人物。

             

怒りの葡萄 / ヘンリー・フォンダ

           

    

ピート・シーガ―( 「 花はどこへ行った 」など )は長年の同志で、彼らは第二次世界大戦中、戦後の赤狩りの逆風下でも地道に活動を続け、1950年代後半フォーク・リバイバルの流れを育ててきた時期のディランの訪問でした

 

               

              ピート・シーガ―ののCD

ちなみに、アメリカン・ニューシネマの象徴的な一作『 アリスのレストラン 』(1969年 監督 アーサー・ペン )の原作・主演・音楽のアーロ・ガスリーはウディ・ガスリーの息子。

 

              

アリスのレストラン / アーロ・ガスリー

 

主人公の恋人はマリちゃん。 同作に出演しているピート・シーガ―の奥さんトシ・アーリン・オオタ(『 名もなき者 』で演じたのは初音映莉子 )からのインスパイアかな ?

ちなみに『 名もなき者 』でピート・シーガ―を好演しているエドワード・ノートンはイエール大学で日本語を学んでおり、「 アクターズ・スタジオ・インタビュー 」に出演時MCのジェームズ・リプトンに振られても固辞しましたが話せるはず。

また、都市プランナーの祖父の仕事を手伝うため、大阪に4か月滞在し海遊館の水槽設置に携わったこともある。

 

アメリカと日本の音楽シーンを乱暴に重ねると、

ピート・シーガ―に相当するのが高石ともや

初期のボブ・ディランに相当するのが岡林信康でしょう。 反体制のイメージが独り歩きして“神様”に祀り上げられ、苦しんだのも同様。

そして日本で深夜放送などでボブ・ディランを熱く語り、周知させたのが吉田拓郎

1973年頃で、高校生だった僕もその一人。

 

 

初めて動くボブ・ディランを映画館で観たのは飢餓救済エイドの先駆けである

「 バングラデシュのコンサート 」(1972)で、主催のジョージ・ハリスンの他、エリック・クラプトンレオン・ラッセルらと共に出演。

 

ドキュメンタリーで必見なのは『 ドント・ルック・バック 』(1967)

1965年のイギリスツアーの密着映像で、『 名もなき者 』の後の時期。

サングラス、革ジャン姿のディラン とがってます。

 

「 サブタレニアン・ホームシック・ブルース 」を歌いながら、歌詞のフリップをめくっていくオープニング映像はラップやミュージック・ビデオの先駆けとして有名。

『 名もなき者 』でもちらっと描かれますし、ネットなどでご覧になった方も多いと思います。

 

 

ディランのバックバンドからメジャーになったザ・バンドの解散コンサートの映画が『 LAST WALTZ / ラスト・ワルツ 』

監督はマーティン・スコセッシ。

ボブ・ディランの他、ニール・ヤングエリック・クラプトンジョニ・ミッチェルらがゲスト出演。

LAST WALTZ / ザ・バンド

                       

 

               「 ラスト・ワルツ 」のCD

 

          

 

『 ノー・デイレクション・ホーム 』( 2005 )も145分の長尺ですが、よく知られるドキュメンタリー。  監督は同じくマーティン・スコセッシ。

 

             

ノー・デイレクション・ホーム

         

          

ボブ・デイランが俳優として出演し音楽を担当した作品が『 ビリー・ザ・キッド 21才の生涯 』

監督はサム・ペキンパー。 映画会社が大幅カットした1973年公開版、1988年ディレクターズカット版、2005年特別版など複数のバージョンがあるのは『 ブレード・ランナー 』に似ている。  DISCASで扱うのは複数のバージョンを収めた2枚組ディスク。

             

ビリー・ザ・キッド 21才の生涯<特別版> / ジェームズ・コバーン

             

           

 

1975年のヒット曲「 ハリケーン 」( アルバム「 欲望 」1976年収録 )はえん罪を訴えていたルービン・カーター( リングネームがハリケーン )歌ったプロテストソング。

 

 

             「 欲望 」のCD

        

 

カーターが殺人容疑で逮捕されたのは1966年。 えん罪を訴える自伝出版が1974年。ディランの歌で注目を集めるが、支援者の尽力で再審により自由の身になったのが1988年。

題材にした作品が『 ザ・ハリケーン 』(1999年)監督ノーマン・ジュイスン

カーターを演じたのはデンゼル・ワシントン。 

ディランの「 ハリケーン 」はサントラで使用されました。( パフォーマーは別 )

            

            

ザ・ハリケーン / デンゼル・ワシントン

         

 

ちなみに、『 ノーデイレクション・ホーム 』( No Direction Home )も、

『 名もなき者 』(A Complete Unknown )も

ともにディランの代表曲の一つ「 ライク・ア・ローリングストーン 」( Like  A Rolling Stone )の歌詞の一節で、彼を象徴する言葉です。

            

追憶のハイウェイ61 / ボブ・ディラン

              

               

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1 件の返信 (新着順)
かずぽん
2025/03/15 12:03

LOQさん
デンゼル・ワシントンが主演の『ハリケーン』ですが、その冒頭で流れる曲が、確か主人公のボクサーの事件のあらましを歌詞にして歌っていたように思うのですが、そうでしょうか。
ちゃんと確認すれば良いのですが、手っ取り早く(←良い表現じゃないですね)お聞きしてしまいました。
彼の自伝本を読んだ少年とその家族が支援者となって応援したような…所々、思い出します。

>ピート・シーガ―に相当するのが高石ともや。
>初期のボブ・ディランに相当するのが岡林信康でしょう。
へぇ~、オモシロイ。
LOQさんは各方面の知識が豊富で、お話に引き込まれます。
話題は変わりますが、昨日から『1984』を観はじめました。暗くて難しいので直ぐに眠たくなってしまいます。困ったものです。
観終わってから質問させて頂いても構いませんか?宜しくお願いします。


LOQ
2025/03/16 21:31

今手元に『 ハリケーン 』の映像はないのですが、パンフレットを見ると「 カーターに起こった様々な出来事がフラッシュバックで映し出され、やがてボブ・ディランの「 ハリケーン 」が流される 」とあるので、99%間違いないと思います。

映画の内容は、書いておられるように黒人の少年とその家族が動いて、カーターのえん罪が張らされるのですね。  その裁判の判事はロッド・スタイガーでした。

『 1984 』はジョン・ハート、リチャード・バートンが出ている1984年公開版でしょうか。
暗くて難しいのはわかります。 眠くなっても不思議ではありません。 (笑)
ディストピア小説の古典ですが、たしかに使用される言葉とか独特なので、それを理解する必要があるのはたしかです。
でも残念ながら今の現実世界が、フェイクとか陰謀論とか「 1984 」が書いていることとつながっているので、とても重要になっていると思います。

ぼくでよければ、質問にお答えします。  わかっているか、知らんけど。 (笑)
どうぞお気軽にコメントしてください。 (笑)

かずぽん
2025/03/17 00:08

私が観ているのは、モノクロの1956年版です。今日は忙しくて、昨日、寝落ちして見逃した部分を再見出来ず。明日また挑戦します。

1984年版というのは、実際にタイトルと同じ1984年になってからのリメイクなんですね。新旧2作品を観たら、もっと理解できるでしょうか。気力があったら頑張って観てみます。

LOQ
2025/03/17 10:23

1956年版エドモンド・オブライエン主演ですね。
1984年版のほうが原作に近いですが、その分現代的でリアルでヘビーかもしれません。
リチャード・バートンの遺作であり、また音楽はユーリズミックスです。

見比べるのはいいとは思いますが、『 野火 』と同様しんどいことなので、ご無理なさいませんように。(笑)