30才の若手フランス俳優 ヴァンサン・ラコスト!
■はじめに
最近の数々のフランス映画に登場する、ヴァンサン・ラコストについて、改めてスポットを当てたい。これまで3本の映画をご紹介しているが、横浜フランス映画祭の初日(3/20)に新作の「愛する時」を鑑賞する機会があり、上演前に、来日して会場での挨拶があったので、より親しみがわいている。
■ヴァンサン・ラコストのプロフィール
1993年パリ生まれ。スクリーンデビューの"Les beaux gosses"で主演を務め、リュミエール賞有望若手男優賞を受賞、セザール賞では有望若手男優賞にノミネートされた。主な出演作品に「アマンダと僕」(2018)などがある。セザール賞のノミネーションに度々名を連ねる若手実力派俳優。
■「愛する時(Le Temps d'Aimer) 」(2023)
横浜フランス映画祭の初日(3/20)のオープニング作品。若手の女性監督のカテル・キレヴェレの作品。1947年、ウエートレスで小さな息子がいるマドレーヌ(アナイス・ドゥムースティエ)は、ノルマンディーの海岸で、裕福なインテリ学生フランソワ(ヴァンサン・ラコスト)に出会う。彼らは、運命のように一目で惹かれ合うようになるが、時が経つにつれ、マドレーヌの過去とフランソワの秘密がゆっくりと明らかになっていく・・・。
以下の、作品概要とヴァンサン・ラコストのインタビュー記事をご参照下さい。インタビュー記事には、好きなフランス映画等が紹介されている。
●作品概要
https://unifrance.jp/festival/2024/films/1748/
●インタビュー記事
https://unifrance.jp/festival/2024/news/2870/
■「今宵、212号室で(Chambre 212) 」(2019)
キャロル・ブーケが出演した作品の一つなので鑑賞したが、ヴァンサン・ラコストの出演を含め詳細は覚えていなかった。早速、再度鑑賞してみた。監督は「美しいひと」のクリストフ・オノレ。
キアラ・マストロヤンニが主演のマジカル・ロマンティック・コメディ。20年連れ添った夫と喧嘩したヒロインが逃げ込んだ向かいのホテルの一室を舞台に、20年前の夫や元カレたちが次々と出会ったときの姿のまま現れ、不思議な一夜の物語が軽妙に綴られていく。共演はヴァンサン・ラコスト(20年前の夫)とキアラの元夫の音楽家のバンジャマン・ビオレ。。
キャロル・ブーケは、夫のピアノ教師で年上の恋人役(現在)で、いつもより老けた役柄だった。[ドヌーヴの様に、過去の自分役の女性に、「私昔きれいだった・・・」と語る。]
この映画でのヴァンサン・ラコストの役は、潔く、かっこよい青年を演じている。
●これまでの、シネマニストとしての関連記事
「緑の香水(Le parfum vert)」(2021)
https://community.discas.net/announcements/9zg6mhjwjitdxubr
[幻滅(Illusions Perdues)](2021)
https://community.discas.net/announcements/0c1y9coxdqzml5dk
「アマンダと僕」(2018)