【R15+】『春画先生』試写会に参加したコラムニストさん達の感想コラム集
この度、映画『春画先生』の完成に伴って行われた試写会に、コラムニストの4名をご招待し、感想・レビューコラムを執筆していただきました。
江戸文化の裏の華である“笑い絵”とも言われた春画の奥深い魅力を、真面目に説く変わり者の春画研究者と、しっかり者の弟子という師弟 コンビが繰り広げる春画愛をコミカルに描く本作。主演に内野聖陽、ヒロインに北香那、共演に柄本佑、白川和子、安達祐実を迎え、『月光の囁き』(99)、『害虫』(02)などの先鋭的な作品で映画ファンを唸らせてきた名匠・塩田明彦が監督・脚本を手掛ける。
- あらすじ -
春画は江戸幕府から禁止された、禁制品で表に出ないものだったからこそ、自由な創作が可能となり、とどまることを知らぬ芸術の域に達して、庶民から大名までを虜にした江戸時代の真のエンターテインメントだった。これまでその取扱いは日本映画でもタブーとされ、性器部分の描写は映倫審査でボカし加工が必要だった。しかし、本作は、映倫審査で区分【R15+】として指定を受け、商業映画として全国公開される作品としては、日本映画史上初、無修正での浮世絵春画描写が実現した。その自由な精神を現代に映画として表現することを目指して制作された『春画先生』。好きなものにのめり込んでいくおかしな者たちを描く異色の偏愛コメディが誕生した!
【PICK UP コラム】
『春画先生』とタロの偏愛
コラムニスト:タロ⭕️映画館(TARO)
2023年9月14日、映画『春画先生』の完成披露上映会にご招待いただいた。場所は新宿ピカデリー1番シアター。内野聖陽、北香那、柄本佑、白川和子、安達祐実に塩田明彦監督と、豪華キャストの舞台挨拶から始まった。
ハリウッドスターとはまた違ったオーラが劇場を埋め尽くす。*邦画をほとんど観てこなかったこともあって、日本人俳優を実際このような形で見るのは初めて。ハリウッドスターには失礼だが、日本人俳優/女優の放つオーラは別格。まちがいなく邦画にハマりそうな予感。*帰国子女ということでお許しを🙇🏻♂️
映画『春画先生』春画の世界に魅せられた者たちによる偏愛コメディ!
コラムニスト:takae
皆さんは「春画」という言葉を聞いたことがありますか?「春画」とはズバリ、“人間の性的な交わり”を描いた浮世絵のこと。そう聞くと、現代のポルノのような【秘すべきもの】をイメージする方も多いと思いますが、実際には江戸時代に春画は「笑い絵」とも呼ばれ、男性だけでなく多くの老若男女が気軽に楽しむ身近な娯楽として大衆に受け入れられてきた、真のエンターテインメントだったそうです。
本作では、そんな春画を巡り、好きなものや人に一直線にのめり込む者たちの愛や性を『偏愛コメディ』としてコミカルに描いているところが大きな魅力だと言えます。
【試写会】「春画先生」の試写会に行ってきた映画っ子の話
コラムニスト:映画っ子(Mizuki)
▼映画っ子が思う『春画先生』の見どころ
まずは豪華俳優陣が演じるキャラクターが凄く魅力的でよかったと思います。俳優陣の名前を見て期待できると思いますが、期待を超えてきました。どのキャラクターたちも、矛盾しつつも純粋で一生懸命で人間臭くてよかったですね。そして何も考えずに見られる気づいたら笑ってしまう偏愛ラブコメディです。
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舞台挨拶「春画先生」完成披露「北香那の魂を見た」映画館で必見の理由【ネタバレなし】
コラムニスト:ダメ沢直樹(ウェルダン穂積)
10月13日公開『春画先生』(R15指定で春画がたくさんでます)
結論だけハッキリ言おう。絶対に映画館で見届けるべき映画。
完成披露試写会として舞台挨拶にキャスト集結。
北香那(きた かな)さんと柄本佑(えもと たすく)さんが声をそろえたのは
「この大きなスクリーンで見られるみなさんが羨ましい。」
その意である。
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R15+指定の作品ではありますが、『春画先生』の魅力がたっぷりと伝わったのではないでしょうか?
ぜひ15歳以上の皆様、劇場へ足をお運びください🥰
春画先生の映画公式HPはこちら