素晴らしき哉、人生!/It's a Wonderful Life!
『IT'S A WONDERFUL LIFE | Official Trailer』
言わずと知れたアメリカ映画の名作で、クリスマスの定番映画を
日本唯一のユニバーサルシアターである「シネマチュプキタバタ」(https://chupki.jpn.org/)で鑑賞してきました。
古い映画を映画館で見れるだけで、本当に幸せを感じつつ
この有名な映画を実は今まで見たことがなく、今回初めて、クリスマスの日12月25日に観てきました!
一言でいうと
「人生は人に与えてこそ、愛されてこそ、豊かになり
一人の存在が多数の大勢の人生にも大きく影響を与えている。」
そういうことを伝えてくれる映画でした。
この映画は1946年に公開され、監督はフランク・キャプラ(キャプラ監督作は他にも「毒薬と老婆」を鑑賞したことがあり、こちらも名作です!)、出演はジェームズ・ステュアートとドナ・リードなどです。
ジェームズ・スチュアートはヒッチコック作品でもお馴染みの俳優さんですね。
あらすじについては色んなサイトで書いてあるので割愛しますが、人生に絶望しやけになり死んでしまおうと思った主人公ジョージのもとに、天使のおじさんが舞い降りてくるのです…
河にいきなり飛び込んだ天使がジョージに見せた世界は、「自分」が存在しない世界だったのです。
この映画、現代の映画やドラマなどの古典のような作品な気もしました。
ファンタジー要素と世の中の道徳を解いており、現代の人間が忘れかけているかもしれない、人に対する利己的でない温かい感情を見せてくれます。
私はアメリカの古い映画が大好きで良く観ます。それはその当時の映像から伝わる風景から当時にタイムスリップできる気持ちになったり、戦争を経験した当時の人々の鬼気迫るような演技・心から楽しそうな笑顔、映像のリアルさなど、映画を通して五感に伝わるものなどが私は大好きです。
余談ですが古き良きアメリカ映画が好きなので、近いうちにアメリカに行って色々と感じてきたいなとも思っています。
さて、本題に戻します。少しネタバレ入ります。
「素晴らしき哉、人生!」は、アメリカのクリスマス映画の定番でアメリカの大学生は授業等でも鑑賞するそうです。この映画は、自分の身を挺して弟の命を助けたり、身近な人を守ったり、自分たちの新婚旅行費を犠牲にして皆の生活を守ったり、自分の大学生活を諦めて会社を継いだり…
とにかく周りの人に翻弄されつつも「人の為に」に生きているジョージが、ふとした出来事で絶望して、「自分なんていなかったら良かったんだ!」と思い、そうすると本当に自分がいないパラレル世界を見て、人生は素晴らしい!と気づき家族や周りの大切さに気付く映画なのです。
ラストのシーンは、ジョージが今まで生きてきた証だと思いました。人への愛が、いざという時彼を救ったのです。
対して悪役のポッターは、地位・名誉・カネを手に入れても、人に愛されず寂しく死んでいくのだろうなと感じました。
これって、現代の「資本主義」への皮肉にも感じますね。
権力・金があっても、人に愛されない人生って、私は価値があるのかな?と個人的に思います。」
人に与えること。人を生かすこと。
この大切さを戦後1年で映像として出した当時のアメリカは凄いですね。
クリスマスの日に家族や仲間で見ると、最後とっても心が温かくなる
良い名作に巡り合えて、そして映画館で生で見れて、とても幸せな一日でした。
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投稿を表示コメントありがとうございます(^^♪
キャプラ監督作品は面白いですよね!私は他には「毒薬と老婆」を見たことがあり、こちらも面白いです。
『或る夜の出来事』は有名ですね!まだ見たことがないので、今度是非見てみようと思います(^^♪
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投稿を表示フランクキャプラのこの作品は名作ですね〜、この作品以外では『或る夜の出来事』もすごく好きです😊なかなか誰かにオススメされないと巡り会えない作品ではありますが✨