圧倒的大自然の宝庫!アメリカ国立公園へ行きたくなる映画6選
こんにちは!
そぜです。
『映画×旅』をキーワードに
国内・海外問わずテーマを決めて世界中の世界遺産と映画ロケ地を巡るのをライフワークにしています。
今回は世界遺産とは少し離れて(一部は被っているのですが)
アメリカの国立公園をロケ地にした映画を紹介いたします!
みなさんアメリカの国立公園はご存じでしょうか。アメリカでは無数の自然公園がありますがその中でも厳しい基準をクリアし維持保全されているものだけが選ばれる非常に格式高い公園です。
どれも圧倒的なスケールを誇り、アメリカの大自然を体感出来る場所ばかりで、一生に一度は訪れたい場所に選ばれるほど、世界中から高い評価を受けています。
そんな初めて見る絶景は映画のロケ地としても多く使われています。
今回はその中でもアメリカの国立公園(国定公園)が舞台のおすすめ映画を6つ紹介します!
それではどうぞ!!!
1.フォレスト・ガンプ×モニュメントバレー国定公園
(アリゾナ/ユタ州)
- 製作年:1995年
- 製作国:アメリカ
- 上映時間:142分
- 監督:ロバート・ゼメキス
花の当たり年1995年アカデミー賞で主要6部門を穫った名作中の名作。
「人生はチョコレートの箱のようだ。開けてみるまでわからない」
があまりにも有名ですね^^
本当に大好きな作品。
今改めて観るとアメリカの歴史、
偉大な人物やスポットが良く分かって
アメリカ人はこの映画大好きだろうなあ
としみじみ。
ここで紹介したいスポットはモニュメントバレー。ユタ州とアリゾナ州の州境にあるナバホ族居留地の中で一番有名な谷で青い空と赤い大地、それを際立たせるビュート(残丘)達。
何回でも引き寄せられる何かがある絶景スポットです。
本作ではあのフォレストが突然走り出し、アメリカを何往復もしているうちに信者たちが後を追って走り出す。そしてフォレストが突然立ち止まり
”I’m tired. I’m going back home”
といった場所がここモニュメントバレーにあるその名もフォレストガンプポイントです。
実際にキャンピングカーを借りて聖地巡礼してきましたが、日中は観光客でにぎわっていました。
厳密にはここは国立公園ではなく国定公園ですがあの壮大な景色はアメリカならではですね。
尚この場所は昔から西部劇のロケ地としても有名で「駅馬車」はその代表作。ジョンウェインがモニュメントバレーの地を馬車で駆け回るシーンはモノクロでも鮮明に焼き付いています。
またバック・トゥ・ザ・フューチャー3の荒野もここで撮影されたそうです。
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2.ノマドランド×バッドランズ国立公園
(サウスダゴタ州)
- 製作年:2021年
- 製作国:アメリカ
- 上映時間:108分
- 監督:クロエ・ジャオ
本作は原作のノンフィクションをベースに
リーマンショックで倒産解雇された高齢者のファーンが車上生活をしながら季節労働を
渡り歩いていく厳しい環境を忠実に再現。
オスカー女優フランシスマクドーマンドのリアルすぎる演技が光る。彼女と一部以外は本当の車上生活者で現代型ノマド(遊牧民)のリアルを追求している。
ストーリー自体は過酷な環境だがその中に芽生える職場の友人や滞在先での人々との友情や
ネバダ→アリゾナ→サウスダコタ→カリフォルニアと、国立公園や州立公園を巡りながら旅先の楽しみを見つけようとする姿勢、美し過ぎる映像美に自分も体験したかのような錯覚を覚えた。
その中でも彼女が季節労働者として働いていたキャンプ場がサウスダコタ州にあるバッドランズ国立公園。
とにかく余りに奇形な景色の広がる荒々しい岩山の美しい風景は、ナメック星のような。
他にも本作には色々な自然公園が出てきて本当に芸術作品を観ているかのような素敵な景色がふんだんに織り込まれています。
3.フリーソロ×ヨセミテ国立公園
(カリフォルニア州)
- 製作年:2019年
- 製作国:アメリカ
- 上映時間:100分
- 監督:エリザベス・チャイ・バサヒリイー
ロッククライミングでロープや安全装置を使わずに素手で登る【Free Solo】のレジェンド
アレックス・オノルドが前人未踏であるヨセミテ国立公園のEl Capitanをフリーソロ制覇するまでの密着ドキュメンタリー。
今まで観た映画で一番足がすくんだ。圧倒的な存在感のヨセミテEl Capitan。
数百mにも渡るほぼ垂直の岩をロープなしで登っていく様はもう、まじでちびる。
失敗即死の状況で登る方も登る方だが、これを撮る方も撮る方。監督、スタッフもプロクライマーで構成されて、このチームでなければ絶対取れない映像美がてんこ盛り。ヨセミテの素晴らしさも十分伝わってくる。
私はこれを観てヨセミテ国立公園へ。
彼がロープ無しで登った生El Capitanを観てきました。
もうすごい映画です。
そしてこれが実際に行ったヨセミテ国立公園です。あまりのスケールに圧倒されました。
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4.スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
×デスバレー国立公園(カリフォルニア州)
スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
×レッドウッド国立公園(カリフォルニア州)
- 製作年:1978年
- 製作国:アメリカ
- 上映時間:121分
- 監督:ジョージ・ルーカス
- 製作年:1983年
- 製作国:アメリカ
- 上映時間:133分
- 監督:ジョージ・ルーカス
A long time ago, in a galaxy far, far away..
から始まる世界一有名なスペースオペラ。
内容については多くは語るまい笑。
このスケールでかすぎな9部作でアメリカの国立公園をロケ地としたのはエピソード4と6。
エピソード4のR2-D2とC-3POがルークと出会い、サンドピープルに捕まった惑星タトゥーインのシーンはデスバレー国立公園で全て撮られています。
デスバレーは名前の通り「死の谷」。
アメリカで一番気温が高い場所でもあり、山の上にSEA LEVELがあるという意味の分からない錯覚に陥るアメリカ一低い場所でもあります。
公園全体が長野県より大きいというアメリカ最大の国立公園で行った感想は「ほぼ地球外惑星」です。
写真はロケ地そのものではないですが実際に行った写真をいくつか紹介します。
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そしてエピソード6では最後の決戦の地である「エンドアの戦い」。
森の惑星エンドアに降り立ち、原住民のイウォークと協力して帝国軍と戦うあの森は
レッドウッド国立公園で撮影されました。
木々を抜けてのバイクチェイスシーンは大好きなシーンの一つです。
ここは世界一高い木(116m)をはじめ100m級の超巨木が立ち並び、本当に自分が小人の気分に浸れます。
またここのファーンキャニオンという場所は「ジュラシックパーク2」のロケ地でもあります。
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5.ブロークバックマウンテン×グランドティトン国立公園
(ワイオミング州)
- 製作年:2005年
- 製作国:アメリカ
- 上映時間:134分
- 監督:アン・リ―
1960年代のアメリカ西部のワイオミング州にあるブロークバック・マウンテンの牧場に
季節労働者として雇われた男二人の友情を超えた絆で結ばれ、激しく愛し合うようになる同性愛を真正面に表現した作品。
このブロークバックマウンテンとなった舞台はグランドティトン国立公園です。
元々ワイオミング州はカウボーイ文化が根強く残っており、古き良きアメリカを感じることができます。本作の山に囲まれた牧歌的な風景をまさに現地で堪能することが出来ます。
またこの地は映画「シェーン」の最後のシーンも撮影されており、
実際にシェーンの小屋という名前のロケ地スポットがありました。
みんな「シェーン!カムバック!!」と声高々になりきっていましたね笑。
北へ30分ほど車で進むとあの世界最初の世界遺産でもあるイエローストーン国立公園があって、セットで訪問する人が多いです。
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6.2001年宇宙の旅×ハレアカラ国立公園
(ハワイ州)
- 製作年:1968年
- 製作国:アメリカ・イギリス
- 上映時間:139分
- 監督:スタンリー・キューブリック
映像と構想の魔術師スタンリーキューブリック監督の壮大な人類史。
初めの誰もが知っているあのテーマ曲が流れ、
どんなSFが始まるのか、と構えていると
目の前に繰り広げられるのはひたすら原始の猿人の生活に度肝抜かれる。
そこから進化の過程を垣間見た後はいきなり宇宙編へ。我々が住んでいる文明を圧倒的に飛ばしてくる映像にひたすら振り回される。
そしてHALとの関係性の果てに宇宙の果てで見たものは。。
クライマックスはとにかく驚愕。
無数の???が飛び交うがそれも快感に変わる映像美とテーマ曲。
50年以上経っても同じ驚きと新鮮さを与えてくれる数少ない普遍的映画。
同作はここマウイ島のハレアカラ国立公園で撮影されました。
特に山頂地域のハレアカラ・クレーターはまさに異星の風景で本作のシーンを撮るには最適の場所ですね。
実際ここに訪問しましたが今まで観た中でトップレベルのサンセットを拝めました。
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いかがだったでしょうか。
アメリカ国立公園は非常にステータスが高く、国内では世界遺産よりも重視されます。
その厳しい基準をクリアした全63もの絶景地は人生において観に行く価値有りですので
是非上記映画を観た後はロケ地を訪れてみてください!
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