2024.4.21 ♪シネマ・フランセVol.4(ご報告)
■4/21(日)♪シネマ・フランセVol.4(ご報告)
予定通り、フォーレの楽曲が登場する「田舎の日曜日」(1984)等の映画作品と楽曲のご紹介、そして、劇中で歌う「つむじ風」で人気の「突然炎のごとく(Jules et Jim)」(1962 )等のフランス女優を代表するジャンヌ・モローが出演した作品と、ジャズ、クラシックの楽曲をご紹介しました。
フォーレの方は、若手ピアニストの星野月菜(★)さんにご紹介をお願いしました。
今回も、新しい参加者が中心でしたが、当日朝に、チラシで興味があったのでと、後半のジャンヌ・モローの部分だけでも参加したいという方もあり嬉しい限りです。<集合写真には入っていない方です。>
■フォーレの楽曲が登場する映画作品
★「田舎の日曜日」からは、晩年のピアノ五重奏曲、ピアノ三重奏曲、そして弦楽四重奏曲が使用された。エンドロールの“四重奏”の記載では、ピアノも記載されミスがあることもご指摘頂いた。
★ドレフュス事件にかかわったフォール大統領の不倫をテーマにした「大統領の恋」(2009)は一度鑑賞したものの、ピアノの「パヴァーヌ」は素敵な曲で、官能的で刹那的な印象で、作品とマッチしている。3月のコンサートで星野さんに演奏して頂いた。
★「オフィサー・アンド・スパイ」(2018)には、コンサートの場面でピアノ四重奏曲が使われていて、ポランスキー監督もカメオ出演している。
■ジャンヌ・モローが主演の映画作品
・’50年代のジャズが登場する作品:「死刑台のエレべーター」(1958)、「危険な関係」(1959)
・モローがカンヌ国際映画祭女優賞を受賞した、「雨のしのび逢い(Moderato Cantabile)」(1960)は、モローが演じる製鉄工場社主夫人の子供が練習している、アントン・ディアベリのピアノ練習曲(普通の早さで歌うように)が使用され、作品全体にも曲が流れている。
・フランソワ・トリュフォー監督の「突然炎のごとく」は、参加者の皆様のご関心が高く、冒頭の穏やかなジョルジュ・ドルリューの演奏曲と、即興で作った歌をギター伴奏でモローが歌う「つむじ風」等もご紹介した。また、「アメリ」(2001)で主人公が鑑賞している映画としても、この作品が登場することもお伝えした。
・長くモローと恋人だったピエール・カルダンのドキュメンタリー「ライフ・イズ・カラフル!未来をデザインする男 ピエール・カルダン」(2019)では、モローの話題が結構登場していて、違った角度でご紹介した。
・ また最近の作品「ヴィオレット ある作家の肖像」(2013)で、モローの歌“Aimer”が使われている。改めて、モローの歌手としての活動もクリアになった。
●●最後に
今回は、映画が好きな方、フランス語が専門または勉強した方、またフランス系の音楽も詳しく、若い頃から沢山のフランス映画を鑑賞している強者の方にも入って頂き、星野さんも私も楽しく、また勉強になる話題満載という印象で大満足です。
“なかなか一人でしか映画を鑑賞することがない”、“フランス映画について、身近に話せる人がいなかった”というご意見がありました。やはり、映画も音楽も、一緒に鑑賞する機会は重要で、映画オタク談義も必要と、改めて実感しました。
星野さん、ご参加の皆様、有難うございました。
★ 次回(6/22)は、参加型のイベントを予定しています。
■関連の投稿記事:
・4/21(日) ♪シネマ・フランセ Vol.4[隔月開催]ご案内します!<映画のレンタルのご案内>
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・2024.2.3 ♪シネマ・フランセVol.3(ご報告)<前回のご報告>
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■ご紹介した映画の記事:
・絵画の様な、のどかな風景 「田舎の日曜日(Un Dimanche a la Campagne)」
https://community.discas.net/announcements/2kcyrhau6ixd3ddp/edit
・ジャンヌ・モローの「突然炎のごとく(Jules et Jim)」
https://community.discas.net/announcements/gaqn8b7ipgablsy0
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投稿を表示いいね有難うございます。先程、改めて「雨のしのび逢い」の2回目を自分メディアで鑑賞しました。連休明けの”映画になった小説のイベント”は、この原作を読んで準備する予定です。