【ネタバレ】私的ミニ映画祭 ~ エンニオ・モリコーネに敬意と感謝をこめて
劇場で観て感動した『 モリコーネ 映画が愛した音楽家 』のDISCASでのリリースを祝し、ここ数日 関連作2作も合わせて再見しました。
夕食には2000円ほどながらイタリアワインを吞み、スパゲティを食しながら、私的ミニ映画祭の趣向で映画の感動を堪能しました。
〜 題して、エンニオ・モリコーネに敬意と感謝をこめて ~
1本目は『 続・夕陽のガンマン 』
今まで何回も観てますが、セルジオ・レオーネ節は料理で言うと濃厚・こってり。
しかも本作は3時間近い大作でボリューム満点。
なので、いつもは流して観てるので、通しでじっくり観るのは何十年ぶり。
南北戦争真っ只中。 南軍から横領された20万ドルもの金貨が、ある墓地に隠して埋められてると知った3人のワルが、互いに駆け引きしながらそれをいただいてしまおうとする、というお話。
冒頭からメチャメチャおもしろいのですが、濃くて長い映画なので、山登りで言うと7合目、8合目でちょっとくたびれてしまうのが正直な感想。
それでも墓地に着いてからのラスト約20分は、まさしく神のシークエンスと呼べる出来栄えで、それはそこまでの流れがあったからこその、頂上を登り切ったよろこび。
本作はクエンティン・タランティーノのベスト1だそうです。
ロキュータス名義での『 続・夕陽のガンマン 』のレビューは こちら。
『 続・夕陽のガンマン 』 のレンタルは こちら。
2本目は『 サッドヒルを掘り返せ 』
サッドヒルとは『 続・夕陽のガンマン 』で金貨が埋められてるという架空の墓地の名前。
ラストのその墓地のシークエンスは1966年7月、スペイン ブルゴス ミランディージャ渓谷に、5000以上の墓標のセットが作られて撮影された。
撮影後は放置され、長年のうちにセットの跡地は土に埋もれ荒れ果て、まれに熱心なファンが訪れるのみでした。
だがテュコ(無頼漢=Ugly )役のイーライ・ウォラックが2014年6月に亡くなり、サッドヒル跡地にファンたちが追悼に集まった。
そこで、サッドヒルのセットを復元し、来る2016年には『 続・夕陽のガンマン 』撮影50周年イベントをやろうとアイデアが出て、4人の地元ファンはサッドヒル文化連盟を結成、プロジェクトを立ち上げた。
本作はその顛末を記録したドキュメンタリーです。
ロキュータス名義での『 サッドヒルを掘り返せ 』のレビューは こちら。
『 サッドヒルを掘り返せ 』 のレンタルは こちら。
そして3本目は『 モリコーネ 映画が愛した音楽家 』
生前のエンニオ・モリコーネが語る自身の音楽人生。
そしてマエストロの温和ながら誇り高く頑固な人となりと、コメントを寄せる多数の顔ぶれがとても豪華。
中でもリリアーナ・カヴァーニ リナ・ヴェルトミュラー そして ベルナルド・ベルトルッチの登場、その動く姿には目頭が熱くなりました。
さらに、マエストロが音楽を担当した作品、人生の転機のエピソードが続々に紹介され、マンマ・ミーア。 もう、また泣いてまうやろ。
原題は『 ENNIO 』
監督は『 ニュー・シネマ・パラダイス 』のジュゼッペ・トルナトーレ。
モリコーネが「 自分のドキュメンタリーを撮るなら彼以外はダメ 」と指名によるもの。
映画と音楽のファン必見 、強力おススメの一本です。
ロキュータス名義での『 モリコーネ 映画が愛した音楽家 』のレビューは こちら。
『 モリコーネ 映画が愛した音楽家 』 のレンタルは こちら。
エンニオ・モリコーネの足跡を堪能した私的ミニ映画祭でした。
エンニオ・モリコーネ が音楽を担当した主な映画
『 荒野の用心棒 』のレンタルは こちら。
『 夕陽のガンマン 』のレンタルは こちら。
『 アルジェの戦い 』のレンタルは こちら。
『 死刑台のメロディ 』のレンタルは こちら。
『 1900年 』のレンタルは こちら。
『 天国の日々 』のレンタルは こちら。
『 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 』のレンタルは こちら。
『 ミッション 』のレンタルは こちら。
『 ニュー・シネマ・パラダイス < 完全オリジナル版 >』のレンタルは こちら。
『 アンタッチャブル 』のレンタルは こちら。
『 ヘイトフル・エイト 』のレンタルは こちら。
エンニオ・モリコーネ 関連のDVDレンタル作品は こちら。
エンニオ・モリコーネ 関連のCDレンタル作品は こちら。