2000年以降のフランス映画(4)「オーケストラ!」&「エール!」
●♪★🎬●2000年以降のフランス映画のご紹介(No.4)
ちょっと間隔があきましたが、前回に続き、2つの作品のご紹介をします。今回は、音楽ドラマの「オーケストラ!」(2009)と、映画好きの皆様が必ず話題にする「エール!」(2014)を選びました。
ただいま、1か月後の♪シネマ・フランセに向けて、情報収集しているところです。
今回のイベントは、参加者様との交流を目的にしたものになります。
★★ 6/22(土) ♪シネマ・フランセ Vol.5[隔月開催]ご案内!
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■■「オーケストラ!(Le Concert) 」(2009)の監督とキャスト
主演はロシアを拠点に活躍するアレクセイ・グシュコフ、メラニー・ロラン。監督はラデュ・ミヘイレアニュ。
■ストーリー
名門オーケストラの元天才指揮者が、ひょんなことから昔の仲間を中心にオーケストラを再結成し、かつての栄光を取り戻そうと奮闘する姿をユーモラスに描いた感動音楽ドラマ。
ロシアのボリショイ交響楽団で劇場清掃員として働く中年男アンドレイ。彼は30年前、この楽団で天才指揮者と持てはやされ活躍していた。しかし共産主義の当時、国がユダヤ人排斥の政策を強行、ユダヤ系の演奏家たちも例外なく排斥されることにアンドレイらは反旗を翻したことから、解雇の憂き目に遭う。 パリの劇場から届いた出演依頼のFAXを目にしたアンドレイは、同様に落ちぶれてしまったかつての仲間を集めて偽のオーケストラを結成し、ボリショイ代表として夢のパリ公演を実現させようという突拍子もない計画だった。こうして、タクシー運転手、蚤の市業者、ポルノ映画の効果音担当など、様々な職業で生計を立てていた仲間が集まり、いざパリへと乗り込む。
■■「エール!(La Famille Belier)」(2014)の概要
主演はフランスの人気オーディション番組から歌手デビューを果たし、本作が女優デビューとなるルアンヌ・エメラが主演。監督はエリック・ラルティゴ。「ゲンスブールと女たち」の主演のエリック・エルモスニーノが音楽教師役で出演している。本国フランスで大ヒットした笑いと感動のハートフル家族ドラマ。
■ストーリー
フランスの田舎町で酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、両親も弟も全員耳が聴こえない。それでもポーラが通訳係をすることで、特段の不便も感じることなく、明るく楽しい家庭を築いていた。そんな中、ポーラは音楽教師に歌の才能を見出され、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧められる。歌手になることを夢みるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女なしでは日常生活もままならないと動揺を隠せない。夢は諦めきれないが、家族のことを思うとどうしてもパリ行きを決断できないポーラだった・・・・。
●日本語タイトルと劇中歌
今回の映画作品のタイトルは、偶然、末尾に感嘆符!で終わっている。
また、「オーケストラ!」の方は劇場で鑑賞した内容はあまり記憶していないが、美貌のバイオリンのソリスト役のメラニー・ロランが素敵だったことは印象にある。ロシアの指揮者によるオケとの共演では、やはりチャイコフスキーのバイオリン協奏曲が主要な楽曲で選曲されている。
「エール!」の方は、ミシェル・サルドゥーのヒット曲の一つで「歌とともに(En chantant)」等が使われている。
★★ご参考
2000年以降のフランス映画(3)「クリスマス・ストーリー」&「プチ・ニコラ」:
https://community.discas.net/announcements/fkuztvz3uhwjkyn2
2000年以降のフランス映画(2)「マリアージュ」&「エディット・ピアフ ~愛の讃歌~」:
https://community.discas.net/announcements/8ukkqlhwb88ao4fy
2000年以降のフランス映画(1)「夏至」&「赤ちゃんに乾杯!-18年後」:
https://community.discas.net/announcements/wzpvrtpcboidjua6
フランス映画鑑賞の参考インデックス!「教養としてのフランス映画220選」:
https://community.discas.net/announcements/nuj2aszdmtlerp2d
** この書籍に、2000年以降の作品を増やしたいですね!
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投稿を表示「エール!」でポーラが彼とデュエットする曲、「高校生でこんなオトナの恋の歌を歌うとは…さすがフランス人!」と思った記憶があります
「オーケストラ!」も面白そうですね☺️