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2024/01/10 11:57

PERFECT DAYS 特集

「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」の名匠ヴィム・ヴェンダース監督が日本を舞台に撮り上げた人生ドラマ。東京・渋谷で公衆トイレの清掃員として働く独身中年男性を主人公に、その淡々と繰り返される毎日を、しみじみとしたタッチで丁寧に描き出していく。主演は本作の演技でみごと第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝いた役所広司。共演に柄本時生、中野有紗、石川さゆり、田中泯、三浦友和。

ーあらすじー

下町のアパートで一人暮らしをしている読書好きの中年男性、平山。毎朝決まった時間に起床し、軽自動車でお気に入りのカセットテープを聞きながら仕事場である渋谷の公衆トイレへと向かう。そして黙々と清掃作業をこなし、帰宅後は銭湯へ行き、いつもの居酒屋で食事する。そんな規則正しい毎日の中に自分なりの楽しみを見つけ、静かで満たされた日々を送る平山だったが…。

 


PICK UPコラム


【ネタバレあり】自ら選んだ日常はどこまでも完璧で美しい

シネマニスト:かこ

日々生活をしていると、いつのまにか決まるルーティン。

決められた仕事をこなし、一日の終わりに達成感を得たり、平凡な毎日に焦りを感じ変化を求めてしまう事もある。

私はどちらも感じながら過ごしている、歳を重ねてもまだ変化を求めてしまうのだ。


 本作の主人公平山はどうなのか?

自ら選択し、同じことを繰り返す平山の心に変化は訪れるのか?


 静かで美しい映画なので、多くのことを語らず、注目したポイントを執筆したいと思う。
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【ネタバレあり】幸せはそこにあり誰もがつかめることを教えてくれる作品「パーフェクトデイズ:PERFECT DAYS」

シネマニスト:そぜ

いやー、名前の通り完璧な映画でした。
 

人生とは筋書きのないドラマ。 逆に誰でも主人公になれる。
ある一人の日本人の人生のスナップショットを無駄な誇張・演出無く、
外国人の監督がここまでリアリティーに表現できることに 心から敬意を表したいです。
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PERFECT DAYS  「こもれび」と「名曲」

シネマニスト:すたみな

ヴィム・ヴェンダース監督が役者「役所広司」を知った作品。

 

PERFECT DAYS公開記念のヴィム・ヴェンダース監督インタビューで役所広司を知った経緯について語っていた。
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【ネタバレあり】『PERFECT DAYS』で描かれた現代人が失いつつある2つの感覚とは?

シネマニスト:3Dメガネ

昨年2023年の12月22日(金)に公開となった『PERFECT DAYS』。
もうすでに観たよ!という方も多いのではないでしょうか?
 

ドイツの巨匠、ヴィム・ヴェンダースが監督を務め、
日本が誇る名優、役所広司を主演に迎え制作されたこの作品。
 

この作品では現代社会を生きる我々がいま、失いつつある感覚を描いていると思いました。
果たしてその失いつつある感覚とは何なのか?そしてどのシーンからそれが言えるのか。
2つの視点からまとめてみましたので、鑑賞済みの方はご一読いただけますと幸いです。
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【ネタバレ】 ⁡PERFECT DAYS なんでもない日常がもっと好きになる

シネマニスト:エリオ

流れゆく日々の中で彼は何を考えて過ごしているのか

後半に会話で出てくる「重なり合う影」について
重なり合う影は濃くなるのかならないのか

一件なんともない会話のように聞こえますが、無口な彼が作中一番声を出した場面

「重なり合った影が濃くならないわけがないでしょ」

この言葉が平山の、同じ日の繰り返しのように見える日々をどう思ってるか感じ取ることが出来る
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【ネタばれなし】ある男の素晴らしい日々を描く『PERFECTDAYS』

シネマニスト:村松健太郎

日本発信の企画(渋谷区内17か所の公共トイレを刷新するプロジェクト「THE TOKYO TOILET」の活動のPRを目的とした短編オムニバス映画を計画)ということもあるにはあるのですが、ヴェンダースがここまで巧みに”今の東京”を切り取ってくるとは思いませんでした。

淡々とした物語が続きますが、それでもちゃんと見続けられるのはやはり主役に役所広司を据えられたからでしょう。
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【ネタバレあり】『PERFECT DAYS 』没入できる確かな理由

シネマニスト:はじめ@映画コラボレーター

邦画をほとんど観ていない私が気になっていたこの作品は改めて観て良かった。ものすごく繊細で緻密で丁寧な本作について、書き綴りたい。
 

【目次】

1. 知っておいて損はない情報とあらすじ

2. 言葉を減らすこと ※ここからネタバレ

3. 時代の対比

4. この映画で得たもの

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12月のおススメ作品!PERFECT DAYS(パーフェクト・デイズ)

シネマニスト:すたみな

映画館の予告編でこの作品を知った。「こんなふうに生きていけたなら」のコピーに心奪われ、観たくなる症候群に駆られた。
 

ドイツと日本のダックでカンヌで栄冠!

今作では監督はドイツの名匠「ヴィム・ヴェンダース」監督、日本の名優「役所広司」がタッグを組んだ作品。今年のカンヌ国際映画祭で作品がコンペティション部門に出品し、最優秀男優賞には役所広司が獲得した。映画祭で公開した時の反応は上演終了後、約10分間に渡るスタンディングオベーションがあり好評だった。
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