2024年に観た映画(9) 「夜明けのすべて」
2024年に観た映画(9) 「夜明けのすべて」ちょっと前まで、少々感情的になっている女性に対して「あの日なんじゃないの?」といった無神経な発言だったり陰口だったりが発せられていたこの国です。ちなみに我が家はPMSという言葉自体私も妻も知らず、娘は知っていたという認知度状況。「PMS」「パニック症候群」といった、一昔前なら個人で抱え込むしかなかっ
ただただ、隣にそっといてくれる人の大切さを描く『夜明けのすべて』
ただただ、隣にそっといてくれる人の大切さを描く『夜明けのすべて』今時、大なり小なり”ナニカ”を抱えていない人などいないと思います。本作の二人はPMSとパニック障害、それゆえに仕事に生活に支障が出てしまっています。この映画ではそんな人を励ますとか、背中を押すとかいうほど積極的な立場ではなく、だからと言って過剰に悲劇的に描くわけでもなく、ただただ、隣にそっと静かに立