懐かしき1950年代の映画「日本編」
懐かしき1950年代の映画「日本編」1960年代、1970年代と、懐かしの名作を「アメリカ編」「ヨーロッパ編」「日本編」に分けて振り返っている。前回の1950年代「ヨーロッパ編」に続き、今回は1950年代の日本映画を懐古したい。当時の作品をリアルタイムで観ていたわけではないが、深い感動に浸れる名画が多い。 雨月物語(1953年・大映
懐かしき1950年代の映画「ヨーロッパ編」
懐かしき1950年代の映画「ヨーロッパ編」1960年代、1970年代と振り返ってきて、今回は1950年代の名作を「ヨーロッパ編」として懐古してみたい。当時の作品をリアルタイムで観ていたわけではないが、深い感動に浸れる名画が多い。 「死刑台のエレベーター」(1957年・フランス) ルイ・マル監督 エレベーターに閉じこめられるというアクシデ
懐かしき1950年代の映画「アメリカ編」
懐かしき1950年代の映画「アメリカ編」1960年代、1970年代と振り返ってきて、今回は1950年代の名作を懐古してみたい。当時の作品をリアルタイムで観ていたわけではないが、深い感動に浸れる名画が多い。 「ローマの休日」(1953年、ウィリアム・ワイラー監督)オードリー・ヘプバーンの銀幕妖精伝説となった記念すべき作品で、自由を夢見てロー
法廷映画の傑作に迫る その⑤
法廷映画の傑作に迫る その⑤裁きは終わりぬ(1950年・フランス、モノクロ、102分) この映画は「人が人を裁くことの困難さ」に主眼をおいた作品です。「裁判員制度」と「陪審員制度」の相違点というむずかしい問題はあるものの、本作では7人の陪審員が登場、それぞれの人生観や宗教観までも口にしながら議論します。そして、各々の人間模様が