岸田森の出演映画
岸田森の出演映画今回からは岸田森である。我々世代には「怪奇大作戦」「帰ってきたウルトラマン」「ファイヤーマン」といった円谷作品や「傷だらけの天使」などで子供の頃から馴染みのあるバイブレイヤーだったが、亡くなって既に40年が経過している。前述の様にテレビでの活躍が印象に深いが、勿論映画にも数多く出演している。&nbs
本郷功次郎の出演映画 その4
本郷功次郎の出演映画 その4もう一回だけ本郷功次郎である。前回の続きで、65年で気になった作品を挙げておく。 「大捜査網」(65年)は、解説には1年間の訓練を終え、城南署警ら課かに勤務することになった三人(本郷、藤巻潤、丸井太郎)と赴任してきた講師だった警部(宇津井健)とある。爽やかな警官成長物語というわけでもなく、本郷のミス
本郷功次郎の出演映画 その3
本郷功次郎の出演映画 その3引き続き本郷功次郎だが、今更だが映画スターとして活躍していたので大映時代だけでも約90本の映画に出演しているのだ。細かく取り上げすぎると20回でも終わらないと思うので、(個人的に)気になった作品のみ挙げていく。 「停年退職」(63年)は、停年退職を1カ月後に控えたサラリーマン(船越英二)を描いた物語
本郷功次郎の出演映画 その2
本郷功次郎の出演映画 その2引き続き本郷功次郎である。59年の残りからである。 「貴族の階段」はタイトルからは想像しにくいが、二二六事件を背景としており、森雅之、叶順子、金田一敦子、菅原謙次、友田輝、滝沢修、志村喬などが出演している。本郷は近衛の見習い士官で、金田一の兄、その親友の叶に気があるという役。事件には妹に睡眠薬を飲ま
本郷功次郎の出演映画
本郷功次郎の出演映画大瀬康一と大映では共演が多かったということで、今回からは本郷功次郎である。 本郷と言えば、近年は「特捜最前線」の橘警部のイメージが強いと思うが、大映では若手スターの一人であった。三船敏郎とか高倉健のように、俳優になるつもりは全くなかった状態から名優になった例は結構あるが、本郷も俳優になる気などなかっ
大瀬康一の出演映画 その3
大瀬康一の出演映画 その3引き続き大瀬康一である。62年の後半だ。 「あした逢う人」は本郷功次郎、橋幸夫主演の青春もので、タイトルは橋幸夫のシングルのタイトルでもある。ヒロイン役に叶順子、三条江梨子。橋と三条は高校三年生の役だが、当時は共に19歳で年相応の役だった。デビューが若いためもう少し年長なイメージがあった。前作の「江
大瀬康一の出演映画 その2
大瀬康一の出演映画 その2続けて大瀬康一である。62年は8本の大映作品に出演したようだ。 「誘拐」は高木彬光原作のサスペンスもの。タイトル通り誘拐事件を描いている。主演は宇津井健で、クレジット順では次が万里昌代で、新東宝からの移籍組が1~2番手だ。以下、川崎敬三、大瀬康一、高松英郎、小沢栄太郎、中田康子と続いている。他に根上
大瀬康一の出演映画
大瀬康一の出演映画今回からは、大瀬康一である。元祖テレビヒーローである「月光仮面」や「隠密剣士」で主演を演じた元祖ヒーロー俳優だ。「月光仮面」なんかは自分の生まれる前だし、リアルタイムでその活躍を見た記憶もないが、存在は子供の頃から知っていた気がする。 大瀬康一は37年生まれで、本名は大瀬一靉(かずなり)といい、見た
坂口祐三郎(坂口徹郎)の出演映画 その4
坂口祐三郎(坂口徹郎)の出演映画 その4続けて、坂口祐三郎(坂口徹)である。 71年は初の大映映画出演。映画テレビ通じて他社出演は初めてかもしれない。それが渥美マリ主演の「モナリザお京」である。坂口には少ない現代劇で、主演の渥美はスリ、川津祐介が宝石泥棒。坂口はクラブ支配人の仲村隆と結託している盗品宝石ブローカーという役である。主人公たち
坂口祐三郎(坂口徹)の出演映画 その3
坂口祐三郎(坂口徹)の出演映画 その3続けて坂口祐三郎である。 ついに、67年「仮面の忍者赤影」に出会うこととなる。ある日カメラテストが行われ、その1週間後くらいに呼び出され、初めて主役であることを知ったという。実は赤影役には岡崎二朗が有力視されていたが、仮面をつけてもカッコイイという点で坂口が選ばれたようだ。主役に抜擢された坂口であ