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2025/01/28 10:22

【輝ける日本映画の頂点】日本アカデミー賞特集(優秀作品賞)

日本アカデミー賞特集(優秀作品賞)
2025年の日本アカデミー賞作品賞ノミネート作品が発表となりました!心揺さぶる人間ドラマから革新的な挑戦を見せる話題作まで、多彩な名作が集結。本記事では、それぞれの魅力や見どころを詳しく紹介します。


最優秀作品賞:『侍タイムスリッパー』


主人公の会津藩士・高坂新左衛門が雷に打たれたことで、現代にタイムスリップし、剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩くことから始まる物語。優秀作品賞のほかに、優秀監督賞など、計7部門で受賞。優秀主演男優賞では、山口馬木也、優秀監督賞では、安田淳一監督がそれぞれ受賞している。

自主制作でありながら、東映京都撮影所の全面協力を得て、本格的な時代劇として高い完成度。迫力ある殺陣シーンは、東映剣会の殺陣指導によって実現され、観客を圧倒。監督の安田淳一は少数精鋭のチームで制作を進め、自ら多くの役割を担当した情熱あふれる作品。侍の武士道とタイムトラベルによる異なる時代との出会いが見どころで、時代劇ファンだけでなく、幅広い観客に楽しめる内容に。Discover usでも本作に注目し、特集記事を掲載中。

 


 


『キングダム 大将軍の帰還』


中国の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を描く物語。優秀作品賞のほかに、優秀監督賞、優秀撮影賞など数多くの賞を受賞。出演した俳優陣からも、優秀主演男優賞に山﨑賢人、優秀助演男優賞に大沢たかおが輝くなど計10部門を受賞。

原作14~16巻を実写化し、第4作目にして最終章と銘打たれた本作。“武神”龐煖と王騎将軍との激突をはじめ、72巻まで発売中の原作の中でも非常に重要かつ心ザワつかせるエピソードが描かれている。
「キングダム」という作品のスケールの大きさを矮小化することなく、アニメ化と比べて格段に難易度が上がる実写化をやってのけた佐藤監督の集大成的な作品となったのは間違いない。

 

 

王騎将軍と龐煖の戦いに心が震える『キングダム大将軍の帰還』。
実写化キングダム4作品目となる『キングダム 大将軍の帰還』ついに4作品目としてシリーズ最終章。いち視聴者として信の成長をキングダムで見守っていましたが、本作で最後。終わる寂しさとここまできたか!というワクワクで感情が慌ただしかった…

 


 


『正体』


染井為人の同名ベストセラー小説を、横浜流星の主演、「新聞記者」「余命10年」の藤井道人監督のメガホンで映画化したサスペンスドラマ。作品賞をはじめ、監督賞、主演男優賞、助演男女優賞など計12部門で最多受賞。助演女優賞は山田杏奈、吉岡里帆のダブル受賞となった。

脱獄囚の正体は??
中盤以降、主人公の脱獄の真意が分かってくるに至ってミステリー的な濃度も増して来て、最後まで目を離せない展開に。藤井道人監督は横浜流星と定期的に競作をしたいと言っている。

 

 

ロングラン記念舞台挨拶レポート。
チケット発売開始5分で即完した舞台挨拶の様子を映画好き「シネマニスト」がレポート!



 


『夜明けのすべて』


瀬尾まいこの原作小説を三宅唱監督が映画化、松村北斗と上白石萌音のW 主演が話題となった『夜明けのすべて』。優秀作品賞のほか、優秀監督賞、優秀主演女優賞の計3部門を受賞。

「PMS」「パニック症候群」といった、一昔前なら個人で抱え込むしかなかった原因不明の身体的不調を抱える若者が、社会生活を送る中で折り合いをつけてゆくお話。そしてそこには周囲の理解とサポートが不可欠である事を淡々と描いている作品。善い人しか出てこないし、彼らに手を差し伸べる人達もまた心に傷を負っていて、誰かの助けを必要としている。
 

 

 

ただただ、隣にそっといてくれる人の大切さを描く。
この映画ではそんな人を励ますとか、背中を押すとかいうほど積極的な立場ではなく、だからと言って過剰に悲劇的に描くわけでもなく、ただただ、隣にそっと静かに立っていてくれる”ちょうど良い居心地”の映画となっています。

 

 

 


『ラストマイル』


テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が再タッグを組み、両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画。優秀作品賞のほか、塚原あゆ子監督が優秀監督賞を受賞するなど、計10部門を受賞。

真の主演は「ラストマイル」で蠢く阿部サダヲや火野正平と宇野祥平『ラストマイル』。阿部サダヲが演じる運送会社の現場を回す中間管理職や火野正平と宇野祥平の「Wしょうへい」が演じる下請け的な運送会社など、まさしく物流の流れ「ラストマイル」を描いた映画として、とても評価できる作品であった。

 

 

日本のドラマはいつしか面白さを失いつつあり、それは予算のせいだとか、SNSの普及により声高に避難されがちなコンプライアンス規制のせいだとか、単純にテレビ離れのせいだとかと理由付けされたりもするが、そんな中でも異彩を放つモノづくりのプロは存在する。それが、タッグを組めば必ずやヒットすると評されるプロデューサー・新井順子、監督・塚原あゆ子、脚本家・野木亜紀子のお三方である。

 

 

 


日本アカデミー賞公式サイト:https://www.japan-academy-prize.jp/
日本アカデミー賞公式X:https://x.com/japanacademy

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1 件の返信 (新着順)
YOSHIA
2025/02/01 11:23

見所多くてワクワク😃💕たまらない状況です😆🎵🎵