ネタバレ『落下の解剖学』から見る真実とは
ネタバレ『落下の解剖学』から見る真実とは第76回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドール第81回ゴールデン・グローブ賞では脚本賞と非英語作品賞の2部門を受賞し、第96回アカデミー賞では作品賞を含む5部門でノミネートされている『落下の解剖学』今回のコラムは、劇中で描かれるそれぞれの真実について考えたいと思います。題して『落下の解剖学』から見る真
法廷映画の傑作に迫る その⑤
法廷映画の傑作に迫る その⑤裁きは終わりぬ(1950年・フランス、モノクロ、102分) この映画は「人が人を裁くことの困難さ」に主眼をおいた作品です。「裁判員制度」と「陪審員制度」の相違点というむずかしい問題はあるものの、本作では7人の陪審員が登場、それぞれの人生観や宗教観までも口にしながら議論します。そして、各々の人間模様が
法廷映画の傑作に迫る その④
法廷映画の傑作に迫る その④評決(1982年・アメリカ、カラー、129分) 監督:シドニー・ルメット レンタルはこちらアメリカの社会派監督の雄、シドニー・ルメットが手掛けた名作に「十二人の怒れる男」(57年)があった。 ‘法廷映画の傑作に迫る その①’ で取り上げた作品である。そして25年後、再び彼が法廷映画に挑んだのが、こ