藤岡弘の出演映画 その4
藤岡弘の出演映画 その4 藤岡弘に関しては前回で終了と思ったが、松竹時代以降についても1回だけ触れておこう。「仮面ライダー」終了後の映画に関してだが、ここまで縁のなかった東宝の作品が続くことになる。 その第1弾が「野獣狩り」(73年)で、藤岡が刑事に扮するアクション映画である。伴淳三郎がその父親でやはり刑事をしている。つま
藤岡弘の出演映画 その3
藤岡弘の出演映画 その3引き続き、藤岡弘の松竹時代を追いかける。 67年は「宇宙大怪獣ギララ」以来の映画出演となったのが10月公開の「また逢う日まで 恋人の泉」である。これは三田明のシングル曲のタイトル二つを繋げたもの。つまり三田明本人が主演の歌謡映画である。「また逢う日まで」といえば、尾崎紀世彦の大ヒット曲を思い浮かべる
藤岡弘の出演映画 その2
藤岡弘の出演映画 その2引き続き、松竹時代の藤岡弘である。 66年に入っても、藤岡の出演作は結構多い。まずは「日本ゼロ地帯 夜を狙え」。「涙の連絡船」は都はるみの大ヒット曲を元にした歌謡映画。藤岡のデビュー作「アンコ椿は恋の花」も彼女の歌謡映画であった。 「雨の中の二人」は橋幸夫のヒット曲を元にした歌謡映画。橋の曲を題材に
藤岡弘の出演映画
藤岡弘の出演映画今回からは、藤岡弘である。正確には「藤岡弘、」だが文章にすると変な場所に句点がついているようにしか見えないので省略する。 藤岡弘と言えば、やはり自分の世代では仮面ライダー1号・本郷猛の人だったりする。そのせいか本作がデビュー作と思っている人もいるかもしれないが、デビューは65年であり、ライダーは71
篠田三郎の出演映画 その3
篠田三郎の出演映画 その3もう1回、篠田三郎である。大映が倒産し、72年は「熱血!猿飛佐助」などテレビが活動の中心となった篠田だが、映画にも出演している。72年はATGの「哥」の主演を務めている。ATGはアート・シアター・ギルドの略。まあ低予算で芸術性の高い映画を作ることを目指した会社という感じであろうか。「哥」は「歌」の異
篠田三郎の出演映画 その2
篠田三郎の出演映画 その2引き続き篠田三郎である。71年になり「高校生ブルース」で共演した関根恵子(高橋惠子)とコンビで主演となったのが「高校生心中・純愛」である。この頃の大映の高校生ものと言えば、篠田も出演していた「高校生番長シリーズ」のような不良が中心で、「軟体動物シリーズ」や「ジュニアセックスシリーズ」のような際どい性
篠田三郎の出演映画
篠田三郎の出演映画70年代青春スターシリーズ。今回は篠田三郎である。「ウルトラマンタロウ」「二人の事件簿」など主演ドラマも多く、テレビでの印象が強いと思うが、元々は大映の第18期ニューフェイス出身である。本名は大塚晴生で、アニメーターの大塚康生とよく似ているが特に関係はない。65年、高校在学中に大映と東宝のニューフェ
水谷豊の出演映画 その2
水谷豊の出演映画 その2引き続き水谷豊だが当時18歳で高校卒業を控え、この時点では俳優で生活していくことを考えていなかったため、劇団ひまわりを退団し、二年近く芸能界から離れているのである。 カムバックしたのは72年、中山仁主演の青春ドラマ「泣くな青春」の不良生徒役だった。「新・高校生ブルース」で共演した関根恵子が生徒会長役
水谷豊の出演映画
水谷豊の出演映画70年代青春スターシリーズ、今回は水谷豊である。水谷豊もテレビでの活躍が目立つ役者であり、実際映画の方では目立つ作品は少ないと言える。65年、12歳の時に劇団ひまわりに入団。68年手塚治虫原作の「バンパイヤ」で主役デビューを果たす。実写ドラマではあるが、アニメとの合成作品である。水谷演じるトッペイが
中村雅俊の出演映画 その3
中村雅俊の出演映画 その3もう1回、中村雅俊である。 80年に公開されたのが「ニッポン警視庁の恥と言われた二人 刑事珍道中」という長いタイトルの映画である。タイトルから主人公が二人のダメ刑事ということは想像と思うが、演じるのは一人は当然、中村雅俊でもう一人は勝野洋である。「俺たちの勲章」や「大空港」で刑事を演じた中村と「太陽