昭和・平成シネマ画報 「真夜中のカーボーイ」「2001年宇宙の旅」
昭和・平成シネマ画報 「真夜中のカーボーイ」「2001年宇宙の旅」『真夜中のカーボーイ』(1969) イラスト 志賀コージ何かが変貌しようとしていた″70年代前夜″のアメリカ。大都会ニューヨークの虚構と現実の間でもがく若者たち。アンチヒーローのバイブルとも言える問題作。肺を病み、ベタベタと脂汗を浮かべたダスティン•ホフマンの汚れた男ぶりを名演と言わずしてなんと言
昭和・平成シネマ画報 「卒業」「シャイニング」
昭和・平成シネマ画報 「卒業」「シャイニング」『卒業』(1967) イラスト 志賀コージ優秀な成績で大学を出たけれど、これからどう生きて行くかを見い出せない青年を、若き日のダスティン・ホフマンが演じています。60年代アメリカの若者たちの心に宿る暗い影を代弁するかのように、サイモン&ガーファンクルの名曲が、静かなる騒めきを呼び起こします
ホフマン監督の「カルテット! 人生のオペラハウス(Quartet) 」
ホフマン監督の「カルテット! 人生のオペラハウス(Quartet) 」◆「カルテット! 人生のオペラハウス(Quartet) 」(2012) ダニエル・シュミット監督のドキュメンタリー映画『トスカの接吻』(1984年)を原案としたロナルド・ハーウッドの舞台『想い出のカルテット 〜もう一度唄わせて〜』が原作であり、ハーウッド自身が脚色し、ダスティン・ホフマンが監督
「クレイマー、クレイマー」(1979)とフレンチ・トースト
「クレイマー、クレイマー」(1979)とフレンチ・トースト◆「クレイマー、クレイマー(Kramer vs. Kramer)」(1979) 8年目にして妻の自立心から破局を迎えた結婚生活。残された夫は幼い息子の面倒を見るのだが……。離婚と養育権という、現代アメリカが避けて通れない社会問題をハートウォームな人情劇を通して描いた作品。ダスティン・ホフマン、
「 女装 」しながら原爆を語ろう。
「 女装 」しながら原爆を語ろう。 『 オッペンハイマー 』の日本公開を待ちながら その3 ダスティン・ホフマンの代表作の一つ 『 トッツィー 』売れない俳優が職を得るために女装して女性になりすますが、周囲に女性として扱われ、当人も違うジェンダーロールを経験することで、ものの見方が変わり人間として成長していく話。
敗者を称える歌
敗者を称える歌アカデミー賞授賞式のみどころの一つはショーの素晴らしさ。主題歌賞候補のパフォーマンスもだが、企画もののスペシャル・パフォーマンスは格別なものがある。そのなかで僕が今まで観てきた中で最高と思うのは、第58回(1985年度)授賞式( 1986年3月24日 )での「 Here's to the Loser